タブレット市場でアップルのiPadが30%超のシェアを占めていることが判明!

アップルがiPadを発表してからもう10年以上になると聞くと、「時が経つのは早いなぁ…」としみじみしてしまう。発売当時は「iPhoneの画面が大きくなっただけ」とか、「ノートPCでいいのでは?」などとさまざまな反応が見られたが、今やスマートフォンともPCとも異なる、タブレットとしての地位を確立している。その売り上げも好調なようで、調査企業のIDCが公開したデータによれば、タブレット市場でiPadが30%以上のシェアを獲得していることが判明した。

盛り上がりを見せるタブレット市場の中で目を引く、アップルの驚異的シェア率

(Image:Alan Sau / Shutterstock.com)

iPadの誕生は2010年。当時、スティーブ・ジョブズ氏が「魔法のような革新的デバイス」と紹介していた

 「iPadにとって2021年の第2四半期(4~6月)は、過去10年で最も成功した四半期だった」とは、2021年第3四半期の業績報告を行った、アップルのティム・クックCEOの弁。iPadの具体的な出荷台数は明らかにしていないが、iPadの前年同期比は12%増、売上は73億7,000万ドル(約8,100億円)であると発表しており、好調なのは確実なようだ。

 IDCがまとめたレポートによれば、タブレット市場の同四半期における総出荷台数は、前年同期比で4.2%増の4,050万台で、タブレット全体が盛り上がっているのは確か。ただ、その中でもアップルの出荷台数は1,290万台で、市場シェアは31.9%と驚異的な数字を誇っている。前年同期は32.1%のシェア率であったことを考えると、若干のかげりが見られるものの、圧倒的なシェアを維持していることは間違いない。ただし、2位はサムスンの800万台でシェア率19.6%、3位がレノボの470万台で11.6%と続いており、どちらもシェア率を伸ばしているため、アップルとしては少しヒヤヒヤしているかもしれない。なお、前年11.5%のシェアを獲得していたファーウェイは5.1%まで縮小しており、苦戦しているようだ。

(Image:Farknot Architect / Shutterstock.com)

グループワークや商談など、仕事をする上でiPadは欠かせないという読者も多いだろう

 リモートワークやリモート学習の広がりにより増加したタブレットやPCの需要は、新型コロナウイルスのパンデミックが収まることで減少する可能性がある、とIDCは分析している。また、世界的な半導体不足がMacとiPadの売上に影響を及ぼしたとの話もあり、半導体の供給問題が本当に解消されるのかわからない以上、タブレットのシェア競争がどう転がるかはわからない。

 ただ、iPadをはじめとするタブレットの汎用性の高さはパソコンやスマホよりも上であり、この10年を見ても大きく進化した分野の一つといっていい。教育現場やビジネスシーンでも活躍する姿が多く見られ、iPad Proはプロのクリエイターツールとして存在感が高まっている。iPhoneとの連携でさらに便利な体験をしてしまったユーザーは、もはや他のタブレットへ乗り換える気になれないだろう。となると、アップルのトップシェアは盤石なものと言わざるを得ない。
 当分は、アップルの一人勝ち状態が続きそうだ。

参考元:AppleのiPadはタブレット市場で30%超のシェアを獲得していることが明らかに【GIGAZINE

オトナライフ編集部
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