世代を超えて愛される、世界的人気RPG「ドラゴンクエストシリーズ(ドラクエ)」。キャラクターやストーリーに加え、ドラクエを語るときに欠かせないのが、すぎやまこういち氏が手掛けるBGMだろう。東京オリンピックの開会式では選手入場に数々のゲーム音楽が使用されたが、そのトップを飾ったのがドラゴンクエスト「序曲:ロトのテーマ」だ。イントロを聞いた瞬間、世界中が「湧いた~!!」ことだろう。
今回はねとらぼ調査隊が発表したドラクエのフィールドBGM人気ランキングを紹介する。
まずは10位~5位。初代ドラクエの「広野を行く」は第7位と健闘

人気キャラのアリーナ姫が初登場したドラゴンクエストⅣ(画像:Amazonより引用)
第10位は「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」の「勇者は征く」。本作では馬フィールドを馬に乗って駆け抜けることもでき、爽快かつ軍歌のような重厚感のある音楽となっている。第9位は「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の「さすらいのテーマ」。夢の世界である“上の世界”と現実の世界である“下の世界”を行き来する世界観だが、これは現実の世界となる下の世界フィールドBGMだ。どこか漂う不穏さと冒険のロマンを感じるメロディが印象的だ。第8位は「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」の「失われた世界」。これも第9位のさすらいのテーマ同様、ドラクエならではの冒険のロマンを感じる一方、もの悲しい雰囲気が漂う名曲だ。
第7位は「ドラゴンクエスト」の「広野を行く」。このフィールドBGMは、ドラクエの冒険の歴史の始まりである記念すべき一曲だ。10~8位までは華やかさも感じたが、これは寂しさの際立つ印象的なメロディ。竜王を倒しに行く冒険の過酷さと勇者を待ち受ける運命を表現した名曲である。
第6位は「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の「広い世界へ」。ゲーム音楽を超え、まるでジブリの映画のBGMのような、壮大な世界観を感じる。
第5位は「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」の「馬車のマーチ」。本作品は「天空シリーズ」の第一弾となり、終始伸びやかに響くトランペットの音色が印象的な名曲だ。ちなみにこのIVでは人気キャラとなるアリーナ姫が初登場。筆者はプレイ中、終始アリーナ姫とクリフトの関係に終始ニヤニヤさせていただいた。
続いてドラクエファンなら納得続きの名曲揃いの4~1位を紹介しよう。