ドイツに本社を置き、世界最大級の高級腕時計専門マーケットプレイスを展開する「Chrono24(クロノ24)」が2021年1月1日から6月27日まで売上データに基づき、「2021年度上半期 世界の時計ブランドランキング」を発表した。誰もが知る世界最高峰の腕時計「ロレックス」をはじめ、多彩なブランドがラインナップ。ランキングに選ばれたのは果たして…。
日本が世界に誇る時計ブランドSEIKOは4位に
世界中の時計ファンから4位に選ばれたのは、日本を代表するブランド「SEIKO(セイコー)」。かつては手ごろな時計というイメージも強かったが、近年では中価格帯の高級腕時計のイメージが定着している。サイト上のシェア率は4.2%を占め、アメリカ市場ではリクエスト数が40%以上も増加し、世界各国のブランドが並ぶ中で4位と大躍進を見せた。国別のランキングでも、前述のアメリカ4位のほか、フランスでは3位に入るなど、海外の時計ファンからも人気。世界に誇る日本の時計ブランドといっても過言ではない。
続いて3位にランクインしたのは、クロノグラフの先駆者「Breitling(ブライトリング)」。クロノグラフとは、ストップウォッチ機能を備えた腕時計のこと。スイスで1884年に発売されて以来、デザイン性、機能性ともに一級品の腕時計として卓越したパフォーマンスを発揮してきた。もともとパイロット用に設計されたというストーリーや、武骨なデザインも、世界各国で根強い人気を誇るヒミツだ。
2位は、世界中から愛されるスイスの腕時計ブランド「Omega(オメガ)」。オメガの魅力は、他ブランドと一線を画す優れた技術と耐久性だ。時計の部品同士の摩擦を軽減するコーアクシャル脱進機で部品の寿命を引き延ばすことに成功。長持ちするコストパフォーマンスの高さから、20代や30代でも背伸びをすれば手に入れることができると好評。高品質でありながら手ごろな価格帯で、幅広い世代をターゲットにし、売り上げを順調に伸ばしている。
1位は、誰もが知る高級腕時計ブランド
そして、1位に選ばれたのは、言わずと知れた高級腕時計「Rolex(ロレックス)」。シェア率は34.1%と、2位オメガの11.3%に3倍以上の差をつけて断トツの人気を見せつけた。国別のランキングで見ても全ての国で1位を獲得。とくに日本を除くアメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、香港では3分の1以上のシェアを占めるほどの圧倒的な人気ぶりを見せつけた。
しかし、前年と比べるとシェア率は8%減少。長く使用することが持ち味のロレックスは、メルカリなどのフリマアプリで出品されることもしばしば。ネットやフリマアプリなど、購入の方法も多様化していることも前回に比べてシェア率が低下した要因のようだ。
サイト内の人気モデルでは、ロレックスが1位「Datejust(デイトジャスト)」、2位「Submariner(サブマリーナ)」とワンツーを決め、3位にはオメガ「Speedmaster(スピードマスター)」がランクインした。
ロレックスやオメガ、ブライトリングなど、名だたるブランドを身につけることでステータスを証明できる高級腕時計。デザイン性の高いニッチなブランドなら、センスの良さを見せつけることもできるだろう。これまであまり気にしていなかった読者の方々も、今回のランキングを参考に高級腕時計の購入を検討してみてはいかがだろうか。
出典元:世界最大級の高級時計専門マーケットプレイスChrono24が2021年度上半期の人気ランキングと傾向を発表【Chrono24】