日本のゲーム史上に燦然と輝く2大RPGといえばドラゴンクエストかファイナルファンタジー、というイメージがある人も多いのではないだろうか。ドラクエ派とFF派は「こっちの方が面白い！」などと争うこともなく、それぞれがお互いのゲームを楽しんでいる平和な印象だ。
今回はねとらぼ調査隊が2021年8月に発表した、「ファイナルファンタジーⅤ（以下、FF5）の人気ジョブランキング」から、TOP10を紹介する。
第10位～5位には、王道ジョブからゲーマーの心を掴むジョブがランクイン
（Image:amazon.co.jp） 今回の調査では、GBA版追加分を含めたジョブ26種類が投票対象となった（画像：Amazonより引用）
第10位は「風水士」「赤魔導士」が同率でランクイン。風水士はアビリティ「ちけい」を使え、戦闘フィールドによって「うずしお」「つたじごく」などさまざまな攻撃を発生させることができる。「赤魔導士」は、白魔法と黒魔法を同時に使えるものの、魔力が他の魔導士系のジョブに比べて低く、やや扱いづらい。ただしレベルが上がると魔法が2回連続で使える「れんぞくま」を習得できるのが魅力だ。第9位は「ナイト」。瀕死の仲間をかばったり、両手で武器を持つ「りょうてもち」ができたりとまさにナイトの名にふさわしい活躍を見せてくれる。第8位は「踊り子」。特殊な攻撃を繰り出すことができ、「いろめ」では敵の行動を1回のみ封じることも可能。「おどる」のコマンドで出る「つるぎのまい」は、狩人の究極技である「みだれうち」に匹敵するパワーがあるから侮れない。第7位は「竜騎士」。FFシリーズを象徴するジョブだが、TOP10入りは果たしたものの、意外にも低めの第7位となった。
第6位は「侍」。攻撃力は第9位のナイトよりは劣るものの高く、「しらはどり」では防御面もカバーでき、バランスが良いと言える。しかし、「ぜになげ」は強いがすぐにギルが無くなってしまうのが弱みでもある。第5位は「ものまね師」。最強の魔法系ジョブとして人気がある。直前の味方の行動を真似るスキルのため、強力な魔法を使ったあとにものまね師を使って敵に大ダメージを与えて勝利した、という人も多いのでは。第4位は「青魔道士」。受けた敵の技を覚えるラーニングというアビリティを持つ特殊なジョブだ。また、ラーニングにはやりこみ要素があるとも言えるため、RPGマニアであればあるほど好まれるジョブである。
ここからは、得票率もグンと上がる“ファイファン”好きたちから厚い支持を受ける人気ジョブTOP3だ。
（Image:amazon.co.jp） 筆者の推しの黒魔導士は、残念ながらTOP10入りを逃した（画像：Amazonより引用）
第3位は187票を獲得した「魔法剣士」。通常の攻撃力は戦士系ジョブよりは低いが、なんといっても魔法剣士の魅力はその名の通り魔法剣だ。通常バトルよりも、ボス戦など手ごわい敵を相手にするときに役立つジョブと言ってもいいだろう。コメント欄には「何が強いって攻撃さえ当たれば確実にスリプルやサイレスがかかるところ」という意見も。
第2位は「忍者」。獲得票数は200票超えの212票。最初から二刀流で武器を装備できるため、連続攻撃による敵に与えるダメージは大きい。また、ボス敵など一部の敵を除いて100％逃げられるアビリティ「けむりだま」も忍者らしいアビリティか。ただ、このけむりだま、すごく使うか？と言われると正直微妙である。というかむしろその逆かもしれない。
輝く第1位は229票を獲得した「すっぴん」。FFを知らない人には「えっ、丸腰が一番ってこと？」と思われるかもしれないが、それはちょっと、いやだいぶ違う。すっぴんとは各キャラクターの初期状態で、何もジョブを持たない＝無職状態のことを指す。ジョブによるコマンドを持たないので、「たたかう」か「アイテム」しかできない最弱のジョブだが、すべての武器と防具が装備可能で、アビリティも2つセットが可能。さらにマスターしたジョブのステータスとジョブアイリティを引き継げ、最終的には最強になれるジョブだ。
つまり、プレイヤーが鍛えれば鍛えるほど強くなるのがすっぴん。“沼にハマることis幸せ”なゲーマー心を絶妙にくすぐるという点でも、最強のジョブかもしれない。
出典元：【ファイナルファンタジー】FF5の人気ジョブランキングTOP25！ 1位は「すっぴん」に決定！【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像（Image: 任天堂Wii U「ファイナルファンタジーV」公式サイトより引用）
