スマホ戦国時代で覇を唱えるのはどこのメーカー?

シャオミのスマホは日本国内でも販売されている
カナリスの調査結果では、シャオミのシェアは17%。1位・サムスンは19%と、シャオミとの差はごくわずかだ。“3年以内の世界一”も十分に現実味のある話だと言えるだろう。
また、別の調査会社の調査結果を見ると、カウンターポイントの調査では「6月の世界のスマホ販売台数」で、ストラテジーアナリティクスの調査では「2021年第2四半期(4~6月)のヨーロッパ市場」で1位となっている。さらに8月19日には日本でも公式オンラインショップ「mi.comストア」がスタートする。通年での世界シェア1位に向けて伸びしろは十分と考えて良さそうだ。
しかし、ライバルたちも黙ってシャオミの躍進を見ているわけがない。シェア1位の座を死守するサムスンは8月11日に新たな折りたたみ式スマホ「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」を発表。縦折り・横折りの両方で新作を披露して今後の主流となるかもしれない折りたたみスマホの可能性を開拓する。3位に転落したアップルも2021年の新型iPhone「iPhone 13(仮称)」が控えている。満を持して発表されれば、世界のiPhoneファンはこぞって買い求めるだろう。
さらに雌伏の時を過ごしてきた元王者のファーウェイも、独自開発のOSを搭載したスマホを投入する構えで、同社会長も「スマートフォンの王座はいずれ戻ってくる」と自信を覗かせている。
加速するスマホシェア争いで、いったいこれからどんな駆け引きが行われるのだろうか。“高コスパ”で影響力を増すシャオミを中心に、今後の動向にも注目していきたい。
参照元:シャオミの雷軍CEO 「3年でスマホシェア世界一に」【AFPBB News】
※サムネイル画像(Image:testing / Shutterstock.com)(Image:JPstock / Shutterstock.com)