車とガソリン、切っても切れない縁なのは周知の事実。最近では、ガソリンの必要ないEV車を街で少しずつ見かけるようになってきたが、その普及率はわずかなものだ。マイカー持ちの人は、少しでも安いガソリンスタンドを探し、行きつけのスタンドを決めていることも多い。しかし、旅行などで他県へ行くと、「ここの県のガソリン代安い!」と驚くこともあるだろう。
今回は、ガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報などを共有するクチコミサイト「gogo.gs」より、8月19日時点のレギュラーガソリンが安い都道府県ランキングを紹介しよう。
トップ10のほとんどが最下位と10円差。セルフでは1位の県も
レギュラーガソリンが安い都道府県ランキングの、第3位は「千葉県」の150.3円で、全国平均価格154.7円と比べると4.4円も安い。最下位の「高知県」161.7円とは11.4円も差がある。ちなみにセルフスタンドのみのランキングでは、全体4位の「和歌山県」が平均価格は147.0円で全国1位の安さを誇っている。最安値は、なんと139円。人気なガソリンスタンドになっていそうだ。
続いて、第2位は「三重県」の150.0円となった。最下位の平均価格と比べると、11.7円もの差が開いている。2位の三重県や4位和歌山県が低価格なのは、和歌山県に製油所があるためと予想できる。輸送コストがそれほどかからないため、隣の三重県も低価格になったのだろう。
第1位を紹介する前に、4位以下を紹介しよう。第4位は先ほども紹介した和歌山県。第5位「岩手県」150.5円(最下位との差:11.2円)、第6位「青森県」150.9円(同:10.8円)、第7位「茨城県」151.2円(同:10.5円)、第8位「新潟県」152.0円(同:9.7円)、第9位「奈良県」152.2円(同:9.5円)、第10位「愛知県」152.3円(9.4円)。ほとんど団子状態だが、7位茨城県までは、最下位・高知県との差は10.0円差以上もあり、もし30リットル入れようと思うと、300円以上もの差があることになる。それが重なると、かなりの負担になってしまうことはドライバーならよくわかるのではないだろうか。
栄えあえる第1位には、「埼玉県」が輝いた。平均価格は149.2円と、全国で唯一150円を下回り、全国平均は5.5円差、最下位とは12.5円差と、ダントツの結果を残した。埼玉県が低価格なのは、千葉県に製油所があることで輸送コストが抑えられることに加え、ガソリンスタンド密集地域があり、価格競争などの影響が大きいようだ。
1位の埼玉県でも150円台にせまる勢いで、最近のガソリンは全国的に高騰している。一時、コロナの影響で、120円台まで落ち込んでいたが、なぜ値上がってしまったのか。それには、ワクチン接種が進んでいる欧米を中心に景気回復が順調なため、需要が増えて原油が高騰してしまっているようだ。このまま高止まりが続くと、もしコロナが収束してもお出かけし辛くなってしまう。
ガソリンの安い都道府県へ行って、給油したいところだが、そのためにガソリンを擁してしまったら無駄すぎる。今後もガソリン事情は要チェックだ。
参照元:都道府県平均 ガソリン価格ランキング【gogo.gs】
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