最近は「テレビを見る人が減ってきた」と言われて久しいが、それでもいまだ強い影響力を持っていることに変わりはない。そのため、世の中の企業はテレビCMにも非常に力を入れていることは読者の方々もご存じのことだろう。そんな中、2021年の上半期にテレビCMに出演したタレントの出演本数や出稿秒数をランキング化した調査が発表された。
今回は、とある業界の注力ぶりも見えてきそうな、興味深いランキングをご紹介していきたい。
2021年上半期に最もテレビCMに出たタレントは?

テレビ離れが進むも、まだまだCMのインパクトは強い
株式会社ビデオリサーチは8月19日、関東・関西・名古屋3地区の各民放5局を対象とする「2021年上半期(1月~6月)のテレビCM出稿動向」を発表した。その内容によれば、2020年に大きく落ち込んだテレビCMの出稿量は、2021年には例年並みまで回復したという。
そんな状況下での「2021年上半期テレビCM出稿量(関東地区)」の出稿秒数ランキングで3位に入ったのは、俳優の「斎藤工」だった。テレビをあまり見ない人でも、モデルの泉里香と共演するIndeedのCMでイケボを披露する姿を見かけたことがあるのではないだろうか。出稿秒数は126,735秒で、4位の女優「浜辺美波」と1,000秒ほどの差をつけてトップ3入りを果たした。
そして2位には女優「綾瀬はるか」が登場。主な出演CMの欄がユニクロ、コカコーラ、SK-2と、多彩なジャンルに出演している様子が伺える。3位の斎藤工とは10,000秒以上の差をつけた137,795秒を記録したが、1位にはあと1,000秒届かず。次回の巻き返しを誓っている……かもしれない。