寿司の載った皿が目の前を流れていくエンターテインメント性や、“回らない”寿司屋では考えられない多彩なメニューなど、その魅力でファミリー層を中心に現在人気を急拡大している回転寿司。“1皿100円”といったわかりやすいリーズナブルさも支持を集める要因のひとつだが、逆に言えば「高いものには手を出しづらい」という側面もある。
今回は、回転寿司でつい「このネタは高いし…」と我慢してしまいがちなネタのランキングについてお伝えしていきたい。
手が出ないネタの平均金額は、605円以上
マルハニチロの発表した「回転寿司に関する消費者実態調査 2021」によれば、「回転寿司店を選ぶ際に重視している点」で最も多くの人が答えたのは「値段が安い」だった。その支持率は40.2%と、かなりの人がネタの値段の安さを求めて回転寿司を訪れていることがわかる。
また、「回転寿司店を利用した際、1皿いくらくらいだと値段が高過ぎて手が出ないと思うか」という設問では、最も多かったのは29.7%で「500円~600円未満」、次点で25.2%の「300円~400円未満」となっている。そして全体の回答額を平均すると「605円」がボーダーラインとなることも判明した。
それでは「回転寿司店に行った際に、我慢することが多いネタ」のランキングを見ていこう。全体3位となったのは「ウニ」で10.0%。回転寿司を訪れている10人に1人は、食べたいけどウニの皿を取るのを必死に我慢しているのだ。今度回転寿司店を訪れたら、どの人が該当するか観察してみたい。
そして2位には「マグロ(中トロ)」がランクイン。こちらも11.4%とおよそ9人に1人の割合。赤身は1皿に2つだけど、中トロになると1つに減ったりしてしまうことも。視覚的に「高いんだな…」とわかってしまうと手を出しづらいという人も少なくないのかもしれない。
第1位に選ばれたのは、誰もが納得の「マグロ(大トロ)」となった。回答率も24.6%と2位・中トロの倍以上。「男性」カテゴリ、「女性」カテゴリでも断トツの結果となり、男女問わず我慢していることがわかった。今度から回転寿司で大トロを食べている人を見かけたら、心の中で「羽振りのいい人だなぁ…」と思ってしまうかもしれない。
高いネタの値段を見るとどうしても「あのネタなら何皿食べられるんだよな…」と比較してしまうのは筆者の食い意地が張っているのだろうか。しかし我慢のしすぎも良くないはずだ。何回かに一度は「今日は思い切って食べたいネタを好きなだけ食べよう!」と自分にごほうびを与えてみてもいいかもしれない。
出典元:~マルハニチロ「回転寿司に関する消費者実態調査 2021」~【マルハニチロ株式会社】
※サムネイル画像(Image:kurasushi.co.jp)