小学校入学を控えた年長の子どもを持つ親にとって、ある意味一番の気がかりと言っていいのがPTA活動だろう。PTAは「よくわからないけど大変そう」、そんなコワ~いイメージがないだろうか?実際はそうでもないのだが……。PTAには、活動を支えるための年会費がある。そこで今回は、ねとらぼ調査隊による、「PTA年会費(小学校)が高い都市」ランキングに注目。意外な県が第1位となった。
「いらない」「面倒」と思われがちなPTAだが、意外と変革も進みつつある!

新一年生の保護者の頭にずっとチラつくPTAという3文字。最近では保護者にかかる負担が大きいということで、PTAがない学校も多い
そもそもPTAとは、Parent Teacher Associationの略称で、主な目的は学校運営を先生だけに任せることなく、保護者も積極的に関わっていくことで、子どもにとってより良い学習環境を整えようというもの。運動会の受付などイベント運営の補助や、ベルマークの収益で学校に必要なものを購入できるようにする、といった多種多様な活動が、保護者有志の手により行われているのはそういうモットーがあるからなのだ。一方でPTAに対して「とにかく厄介で面倒な組織」「共働きだから仕事との両立が難しそう」というような、ネガティブなイメージは根強い。
しかし、女性の社会進出が進むなど、ライフスタイルや時代の変化とともに、“the古い組織”と思われがちなPTAも、変わりつつあることをご存じだろうか。土日に短期集中で活動できる班や委員会があったり、連絡手段もメールでのやりとりのみで完結したりとオンライン化も進んでいる。たとえ本部役員になっても月に1、2回学校に出向くだけ。しかも短時間で、仕事との両立も過剰な負荷がかからないPTAもある。昔に比べたら、一人当たりの負担は少なくなっている、というPTAも決して少なくないのである。
少し安心してもらったところで、今回の記事の本題である、そのPTAの活動を支えるPTA会費についてのランキングを見ていこう。