ポプラ社が2007年から刊行している「コミック版日本の歴史」は、子どもを中心に幅広い層に人気を誇っている。1冊完結の人物伝になっており、「戦国人物伝」シリーズ、「幕末・維新人物伝」シリーズなどが特に充実。日本の歴史は小学6年生から習うが、今の子どもたちは、ゲームや歴史コミックで慣れ親しんでいることもあり、戦国武将は小さい時から身近な存在になっているようだ。
今回、ポプラ社が発表した「コミック版 日本の歴史」シリーズの売上ランキングから、「戦国武将ランキングのベスト10」を紹介しよう。
大河ドラマでも人気の2人が2位、3位にランクイン!

江戸時代も生きた2人の武将。勝者の物語は人気なのだろうか
第3位は、戦国三英傑の一人「徳川家康」。家康といえば、幼いころに人質生活を送るなど、数多の苦難を乗り越えて戦乱の世を収めた武将。歴史の教科書にも必ず登場し、江戸幕府を開いた人物として、授業で習ったのを覚えている人も多いだろう。大河ドラマでは、2度も家康が主人公となっており、2023年には3度目となる「どうする家康」(NHK)も放送される予定。実力・知名度ともに抜群の戦国武将だ。
第2位は、東北の雄「伊達政宗」がランクイン。独眼竜の異名を持つ政宗は、眼帯や三日月を付けた兜、黒い甲冑といった独特の容姿が、アニメやゲームなどで子どもから人気があるとのこと。さらに、大河ドラマ「独眼竜政宗」(NHK)は平均視聴率が歴代トップで、親の世代にもなじみがあるのだろう。