スタバ、フラペチーノまで紙ストロー化にネット上では愛するが故の戸惑いの声も

人気コーヒーチェーンの「スターバックス コーヒー」は、2021年9月から順次フラペチーノについてFSC認証紙ストローで提供すると発表。意識の高い人々から「環境にやさしいから素晴らしい取り組み!」と絶賛する声が殺到…かと思いきや、「紙ストローの口当たりが苦手」「スタバに行かなくなるかも」とスタバを愛する人たちの困惑の声が続出。ツイッターを大いにザワつかせた結果、「紙ストロー」がトレンド入りする事態に……。

環境への配慮は理解するも、スタバの“味”を楽しむ私たちは置いてけぼり?

(Image:iGrafia / Shutterstock.com)

紙ストローは独特の口当たりと紙の風味、耐久性にまだまだ課題がある

 スタバのフラペチーノといえば、飲み物でありながら、まるでパフェのような満足感があり、スターバックスの顔といっても過言ではない人気メニュー。2021年6月、47都道府県の地元フラペチーノが発売され話題になったのは記憶に新しいところだ。そのフラペチーノは、普通の太さのストローでは飲みづらく、フラペチーノ専用の太めのストローで提供されている。今回、紙ストロー化されるのは、そのフラペチーノ専用の太めのストローだという。これが実施されると、年間約2億本分ものプラスチックストローが削減されるというから、環境にとっては良い影響を及ぼすことだろう。

 またスターバックスでは、すでに23品目のアイスビバレッジ(冷たい飲み物)をストローなしで飲めるリッド(蓋)での提供をスタートしており、カップもFSC認証紙カップへ変更している。これも年間約6,700万本分のストローと同数のプラスチックカップの削減効果を生むとされている。

 今回、フラペチーノのストローも紙になるとの発表を受け、SNSでは賞賛する声もあるものの、困惑の声が目立っている。それは、飲み心地と味を愛する人たちの嘆きでもあった。

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ストローは紙になるが、9月以降もカップはプラスチック製のままという矛盾

 紙ストローは、何よりもその飲み心地に課題がある。まず口に含んだときのザラリとした舌触りと、どうしても紙独特の風味を感じてしまう。ツイッター上には「生分解性プラスチック製のストローなら、紙ほど違和感なく飲めるのに」「マイストロー持参しようかな」という声や「環境への配慮はわかるが、コーヒーの風味が台無しになる」「他のコーヒーチェーンに行くことにする」というストレートな悲しみの声、「長時間飲んでいるとフニャフニャになるから、長居する客対策ってこと?」という皮肉まで、さまざまな声が飛び交っている。

 また、「紙ストローにするくらいなら、いっそお菓子がいい」という意見も。確かにヨックモックなどのラングドシャなら長時間使ってフニャフニャになってもそれはそれでアリ!?

 スターバックスは今回のフラペチーノの紙ストローについて、「より良いスターバックス体験をお届けするため、強度や耐久性をさらに高め、仕様の改良を行ったもの」と自信を見せているが果たして……?もちろん環境への配慮は大切だし、使い捨てプラスチック削減は取り組むべき課題だ。

 しかし、私たちがフラペチーノに求める味や飲み心地が置き去りにされたまま、紙ストロー化へと突入してしまった。そもそもスターバックスさん、ストローを紙に変えるなら、まず入れ物のプラスチックカップからなのでは……?

参照元:スタバ、フラペチーノを9月から紙ストローで提供 ほぼ全ての使い捨てストローが紙製に【ITmedia ビジネスオンライン

※サムネイル画像(Image:Boyloso / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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