3位・世田谷区、2位・練馬区、1位は…

1位の区を横断するJR総武線
続いて第3位には「世田谷区」がランクイン。下北沢や三軒茶屋といったシャレた若者が集うエリアや、成城や等々力といった高級住宅街エリアを有する世田谷区。足立区や葛飾区よりもキラキラした印象の世田谷区だが、交通の便はそれほどよくない様子。というのも、世田谷区にはJRとメトロが通っていない。その分私鉄が8路線通っているわけだが、JRがないというだけでも交通の便が悪い印象を受けてしまう。
第2位に選ばれたのは「練馬区」。多摩地区や埼玉県と隣接している練馬区は、23区で最大の農地面積を持つのどかなエリアだ。電車は合計5つの路線が練馬区内を走っているが、北西部にはいずれの路線も走っていないエリアがぽっかりと存在している。
そして、交通の便が悪い23区ランキング第1位に選ばれたのは、「江戸川区」。江戸川区には5つの路線が走っており、13駅が存在しているが、いずれも乗り換えができない駅となっている。つまり、乗り換えをするためには区内から脱しなければいけないというわけだ。実に東京らしからぬ構造である。
東京はどこもかしこも交通の便が良いわけではないことをお分かりいただけただろうか。しかし、交通の便が悪いということは、裏を返せば“落ち着いた街”だということ。東京であえて利便性を求めずに静かな暮らしをするのもまた一興、なのかもしれない。
出典元:東京都民に聞いた!東京23区住みやすい街ランキング【2021年版】【おうちパレット】
※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)