新型iPhoneとなる、「iPhone 13(仮称)」シリーズの発売に関するリーク情報やウワサが飛びかっていることもあり、その正式発表や発売を待ち遠しく思っているiPhoneユーザーが多いだろう。その中で、ライバル的存在であるAndroidユーザーは、iPhoneの新シリーズをどう思っているのだろうか。
今回は、アメリカの中古スマホ販売業者であるSellCellがAndroidユーザーを対象に行った「iPhoneへの乗り換え」についてのアンケートから、iPhoneに乗り換えたくない理由について紹介しよう。
3位、2位ともに、iOSへの疑問の声がランクイン
第3位は、「iOSでのアプリのサイドロードの制限」12.8%。サイドロードとは、アプリを公式ルート(AndroidスマホはGoogle Play、iPhoneはApp Store)以外からインストールする行為のこと。Androidスマホの場合は、Google Play以外でアプリをインストールしたとしても、そのアプリは正常に起動するが、iPhoneではそうはいかない。
第2位は、「iOSはカスタマイズが不自由」16.7%。Androidスマホは、ホーム画面やスマホの操作設定が変更できる「ランチャーアプリ」をインストールすることで、自分好みのスマホに仕上げることができる。アプリのアイコンのデザインやサイズ、並べる数などを変更できることに加え、タップの回数で希望のアプリを開いたりスクロールさせたりする、ジェスチャー機能が追加できるなど、カスタマイズの幅が広い。iPhoneでもホーム画面をカスタマイズできるが、Androidスマホのほうが自由度が高いと感じているのだろうか。
栄えある(?)第1位となったのは「iPhoneに指紋スキャナがない」31.9%。そもそもiPhoneが先駆けとなり、スマホに登場した指紋認証はAndroidスマホでは定番の機能となっている。しかしリーク情報によると、iPhone 13シリーズでは指紋認証は搭載されておらず、顔認証の性能をアップさせているようだ。マスク生活が日常となったためか、マスクを着けていても、メガネが曇っていても認証できるシステムをテストしているウワサがあるとのこと。とはいえ、指紋認証のほうが便利だと感じているAndroidスマホユーザーが多いのだろう。
トップ5にランクインした残りの理由も紹介しよう。4位「AndroidスマホはiPhoneよりもハードウェアが優れている」12.8%、5位「iCloudの児童虐待画像の検査の押しつけがましさ」10.4%。5位の機能は、iPhone 13シリーズで初めて搭載されるとウワサされているため、今回乗り換えたくない人が増えたのは、大きな要因と考える人も。iCloudにアップロードした写真が、既知の児童性的虐待資料またはCSAMのデータベースと一致するかをチェックする新しいスキャン機能を導入することで、プライバシー専門家やユーザーが、プライバシーへの影響や他のコンテンツに悪用される可能性について懸念しているようだ。
世界的に人気を誇るiPhoneだが、先進的な機能は不評を買っている側面もあるようだ。果たしてiPhone 13はどれほどの人気を集めるだろうか。今後も目が離せない。
参照元:新iPhoneに乗り換えたいAndroidユーザーが減少か。原因は指紋認証非対応とiCloudの写真スキャン【Engadget 日本版】
※サムネイル画像(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)