なぜ「iPhone 8」「iPhone 7」が中古スマホ市場で人気があるのか?

iPhoneシリーズの新作「iPhone 13(仮称)」の発表が近いのではないかとウワサされ、世のiPhoneユーザーは今か今かと待ちわびている状態。そんな中、実は中古スマホ市場をにぎわせているiPhoneがあり、そのモデルというのが「iPhone 8」や「iPhone 7」だというのだ。なぜ比較的新しい機種よりも2017年発売のiPhone 8以前が人気となっているのだろうか。

今回、ゲオストアが調査した「2021年ゲオ上半期中古スマートフォン販売・買取数量ランキング」の結果から、売れているスマホと、その理由を紹介しよう。

iPhoneシリーズの人気の高さがうかがえる結果に!

(Image:Chikena / Shutterstock.com)

販売ニーズが高いということは、買取額もそれなりの値段か?

 まずは中古スマートフォン販売数量のトップ10をみていこう。1位「iPhone 8 au」、2位「iPhone 8 ソフトバンク」、3位「iPhone 8 ドコモ」と、トップ3をiPhone 8が独占。さらにそれ以降でも、4位「iPhone 7 au」、5位「iPhone 7 ドコモ」、6位「iPhone 7 ソフトバンク」、7位「iPhone 6s ドコモ」、8位「iPhone X ドコモ」、9位「iPhone 6s ソフトバンク」、10「iPhone 8 SIMフリー」と続いている。ちなみにこのランキングはAndroidスマホを含めたもの。日本国内のiPhoneの人気ぶりをうかがわせる結果とも言えそうだ。

 このランキングの中で最も新しい機種が2017年11月に登場したiPhone Xと、トップ10すべてが2017年より前の機種。iPhone 6sにいたっては2015年の発売だ。

 バッテリーの寿命が改善し長期間の利用が増えてきている近年だが、なぜこれほど過去の機種に人気が集中しているのだろうか…。

(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com)

ホームボタンの使いやすさを求めている人もいるだろう

 iPhone 8をはじめとした過去機種が人気となる理由の1つに、「高いコストパフォーマンス」があるという。最新のiPhoneの中で最も安い「iPhone 12 mini」の64GBでも、アップル直販で、8万2,280円(税込み)。しかし、ゲオでは主に、iPhone 7は1万円台、iPhone 8も2万円台で販売されており、お手頃と感じる人は多いだろう。スペックは新型よりもいくらか劣ってしまうが、それでもスマホに求める機能は十分持ち合わせており、人気を博しているようだ。

 そして忘れてはならないのが「Touch ID」の有無だろう。iPhone 8やiPhone 7には、ホームボタンがあり、指紋認証機能が付いていた。しかし、iPhone 12やiPhone 11シリーズは、「Face ID」による顔認証が採用されている。発売当初は、Face IDは便利な機能としてiPhoneユーザーからも好評だったが、近年のマスク生活により顔が認証されづらくなってしまったため、Touch IDがあるiPhone 8やiPhone 7が人気になったと考えられている。

 新型iPhoneにもFace IDしか搭載されていないウワサがあり、今後も中古スマホの需要はありそうだ。もしくは、Touch ID が主流のAndroidスマホに乗り換える人が増えるかもしれない。

参照元:中古スマホでいまだ「iPhone 8」「iPhone 7」が売れている理由【ITmedia Mobile】
参照元:2021年ゲオ上半期中古スマートフォン販売・買取数量ランキング【総合】【ゲオストア】

※サムネイル画像(Image:Chikena / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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