東京都「街の幸福度ランキング」5位文京区、4位目黒区、3位武蔵野市、2位港区、1位は?

通勤時間、家賃、周辺施設など、さまざまな視点から住まい選びを検討すると思うが、街の住みここちは、実際に住んでみないとわからないだろう。なかには「意外と坂が多くて体力的にきつい」「交通量が多く騒がしい」など、住んでみないとわからない思わぬデメリットで後悔した経験がある人もいるだろう。その一方で、イメージ通りの街で満足している人もいると思うが、一体どこの街の住みここちがよいのだろうか。

今回は、大東建託が調べた「街の幸福度&住み続けたい街ランキング2021」の結果から、東京都内の幸福度ランキングを紹介しよう。

3位には23区以外、2位は都心3区の1つがランクイン

(Image:Osugi / Shutterstock.com)

吉祥寺という街には、実はその名の寺がないというのを知っているだろうか?

 幸福度ランキング第3位は、「武蔵野市」が選ばれた。同社が同様に行った幸福度以外の調査でも「住み続けたい自治体ランキング」5位、「街に誇りがある」4位、「街に愛着がある」5位、「街の住みここち」6位、「住みたい街」2位と、どの項目でも人気のようだ。武蔵野市といえば、住みたい街(駅)ランキングの調査で常にトップに名を連ねる吉祥寺がある。吉祥寺はレトロさとモダンさが共存し、音楽、文学、喫茶店など様々なカルチャーが楽しめるのも人気だ。吉祥寺が人気なら、武蔵野市が上位にランクインしたのも納得できる。

 第2位は、「港区」がランクイン。幸福度以外の調査では、「住み続けたい自治体ランキング」1位。「街に誇りがある」2位、「街に愛着がある」6位、「街の住みここち」3位、「住みたい街」1位となった。1位の項目が2つもあり、総合的にみてもかなり人気の街のようだ。港区は六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、お台場など、複合商業施設が数多くあるエリア。世界的なブランド店、高級レストランなどがあれば、新橋の繁華街といった気軽に楽しめる場所もあるため、いろいろなことが楽しめて、住んでいて飽きない街ということで幸福度も高いのだろう。

(大東建託調べ)

 幸福度ランキング第1位は、港区と同様に都心3区の1つである「中央区」。「住み続けたい自治体ランキング」は3位、「街に誇りがある」3位、「街に愛着がある」4位、「街の住みここち」1位、「住みたい街」16位。住みたい街では、順位がかなり下の方だが、外部からの目線ということもあり、今住んでいる人たちからすれば中央区は「住みここちが良くて、住んでいて幸福」ということなのだろう。また、ショッピングが楽しめる銀座や日本橋、下町風情あふれる築地や月島など、魅力たっぷりの街で楽しく過ごしている人が多いのかもしれない。

 ちなみに幸福度ランキング、4位以下は次のような結果に。4位「目黒区」、5位「文京区」、6位「三鷹市」、7位「国立市」、8位「国分寺市」、9位「渋谷区」、10位「世田谷区」。

 トップ10に23区内外の4市もランクインしたが、どの街も中央線沿線だ。交通の便での満足度が高いのだろう。「都心で働いているけど、住むところは落ち着いた雰囲気であってほしい」という人たちの支持が集まった結果かもしれない。

出典元:街の幸福度 自治体ランキング<東京都版>【いい部屋ネット

オトナライフ編集部
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