1,000円以上はさすがに禁煙!?

600円以上から1,000円以上値上をあわせると、約75%の人が禁煙を決意するという(JMRO調べ)
では、たばこがどれほど値上がりしたら喫煙者は禁煙を決意するのだろうか。「たばこの価格がいくら以上になれば禁煙を決意できますか」という質問では、「1,000円以上」が最多の42.5%を占めた。次いで、「禁煙はしない」(22.3%)、「600円以上」(19.4%)、「800円以上」(15.8%)という並びに。上位2つの回答を見る限り、「わずか数十円の値上がりでは禁煙をしない」という喫煙者の強い意志が伺える。
愛煙家にとって喫煙は、お金には代えがたい至福のひとときなのだろう。とはいえ、たばこが1,000円以上になれば「さすがに禁煙しよう」と決意を固める人もいるようだ。2020年4月から、受動喫煙による健康への悪影響を防ぐための法律「改正健康増進法」の施行によって、たばこが吸えるレストランや飲食店が少なくなってきた。また、厚生労働省が発表した第3期「がん対策推進基本計画」には、「2022年度までに成人喫煙率を12%とする」と掲げられており、喫煙率の低下に向けてこれからさらなる増税の可能性も。ますます風当たりが強くなっているご時世で愛煙家たちは生き残ることができるのだろうか。
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※サムネイル画像(Image:Karolis Kavolelis / Shutterstock.com)