最新のpovo2.0はむしろ時代遅れ?

確かにこのプランを見る限り、ラーメン屋よりもトッピングが多く複雑だ
しかし思い出してほしいのは、新プランが生まれた理由だ。単純に「高い」だけでなく、プランが「わかりづらい」ために知識のある人でないと安いプランが選べない、と批判もあったはずだ。だからこそドコモが打ち出したシンプルな「ahamo」が大ウケしたのだろう。
そう考えると、povo2.0のトッピングはシンプルさを捨ててわかりづらい時代に逆戻りしてしまった印象すら受けてしまう。データトッピングの利用期限が7日~180日(使い放題除く)とバラバラなのも、パッと見で比較できない点でわかりづらさに拍車をかけているのではないだろうか。
ネット上でもトッピングへの疑問は少なくない。「いろいろとめんどくさく感じる」「料金体系が一気に複雑化して以前に戻った感」「トッピングがサブウェイ並みにわかりづらい」といった声が多く聞こえてきた。他にも「povo1.0のパターンで、データ通信に選択肢もたせてくれるだけでよかったんだけど」と、データトッピングのみで十分だとする声や、「期間とか容量とか統一されたものさしで表現されていないから『どこかに落とし穴あるよね、きっと』って思うわな」と、選択肢の尺度が統一されていないことでユーザーに不安を抱かせているという指摘も存在した。
一方で、「ahamoはわかりやすさを押し出したから受けたと思うんだけど、他社は少しマニア向けにせざるを得ないか」と差別化のための戦略として理解を示すユーザーも見かけられた。
果たしてKDDIの思い切った舵取りは、今後成長を続けていくことができるのだろうか。サービス開始と、その実績の発表を心待ちにしたい。
参照元:「1プランが柔軟性を損ねていた」 povoが0円+データトッピングに変更した理由【ITmedia Mobile】
※サムネイル画像(Image:povo.au.com)