「iPhoneの電源がつかない時」の6つの対処法と主な原因

「ついさっきまでiPhoneが使えていたのに、急に電源がつかない!」「lineや電話もできなくなってしまい、通信手段がとぎれてしまった。」

このような状況で、家族や友達と急に連絡がとれなくなったら困りますよね。
早く復旧させたいと焦る気持ちはわかりますが、間違った操作をするとiPhoneが完全に故障するリスクがあり危険です。

今回は、iPhoneの電源がつかなくなった時に、把握しておいた方がいい対処方法と原因を紹介していきます。

「修理に出すしかない」と諦めるまえに、この記事にあるiPhoneの電源がつかない時の対処法を試してみてください。iPhoneに、あまり詳しくなくても実践できる内容になっています。

iPhoneの電源がつかない時の6つの対処法

ここからは、iPhoneの電源がつかない時の対処法を、こちらの6つに分けて紹介していきます。

●iPhoneを水没させた時はまず乾かす
●画面が黒くなっているだけなのかを確認
●1時間ぐらい充電をする
●iPhoneを強制終了して再起動をおこなう
●iPhoneを冷ましてみる
●iTunesの入ったパソコンに繋ぎ、iPhoneを初期化

iPhoneを水没させた時はまず乾かす

iPhoneを水没させた時は、スマホカバーを外して、乾いたタオルで水分を拭き取ります。

その後、simカードも外して陰干しします。袋にiPhoneと乾燥剤を入れて、1日放っておくのもおすすめです。

ここまでして電源が入ればokです。もし、入らなければ修理が必要になります。
iPhoneを水没させてしまった時に、やってはいけないことが2つありますので説明します。

やってはいけないこと:電源を入れてはいけない

なぜならショートを起こして、iPhone本体が故障する可能性があるからです。

やってはいけないこと:本体を振らない

理由は、iPhoneの中の水が基板を濡らして、故障の原因になるからです。

画面が黒くなっているだけなのかを確認

(Image:hurricanehank / Shutterstock.com)

画面が黒くなっている状態をブラックアウト状態といいます。
ブラックアウト状態になっている時は、音がでたりバイブが鳴ったりします。

なので、「電源がついていない」を疑うまえに、音がでるかをためしてみて、ブラックアウト状態であるかを確認します。もし、ブラックアウト状態であるならば、再起動してみましょう。

再起動しても、またすぐにブラックアウト状態になるのなら、いらないアプリを消すなどしてiPhoneのストレージ容量を空けてみてください。

1時間ぐらい充電をする

そもそも充電が切れていないかを確認して、1時間ぐらい充電してみます。充電ケーブルを接続して充電中のマークがつかなければ、充電ケーブルの断線を疑い、別の充電器でためしてみてください。

iPhoneを強制終了して再起動をおこなう

iPhoneの機種によって、方法が違うので確認して試してみてください。強制終了は、以下の手順に沿って行ってみてください。

【強制終了の方法】

●iPhone 7以前の機種の場合は、「電源ボタンとホームボタンを同時に10秒長押し」
●iPhone 8以降の機種の場合は、「音量上ボタン押してすぐ離す→音量下ボタン押してすぐ離す→電源ボタン長押し→再起動されればOK(アップルのロゴが表示される)」

iPhoneを冷ましてみる

iPhoneは、夏の暑い日にiPhoneカバーをつけていると、熱がこもって熱くなりがちです。
また、重たいアプリなどを長い時間、使用していてもiPhone本体は熱くなります。

熱がこもりすぎたら電源が落ちることがあるので、扇風機の風を直接あてるなどしてiPhoneを冷ましましょう。

よく冷えるからといって、冷蔵庫に入れて冷やすのは、故障の原因になるのでおすすめしません。

iTunesの入ったパソコンに繋ぎ、iPhoneを初期化

iTunesがインストールされたパソコンでiPhoneを初期化します。
※リカバリーモードといい、アップルサポートでも推奨されています。

初期化の際にデータが消えるといけないので、事前にバックアップをとっておくのがおすすめです

リカバリーモード初期手順【iPhone 7|iPhone 7 plusの場合】

① リカバリーモード画面が表示される
② 音量下ボタンと電源ボタンを長押し
③ アップルのロゴが表示される

リカバリーモード初期手順【iPhone 8以降の場合】

① パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続
② 音量上ボタン押してすぐ離す
③ 音量下ボタン押してすぐ離す
④ 電源ボタン長押し
⑤ アップルのロゴが表示される

リカバリーモード初期手順後の共通手順

① 画面の案内にしたがって、機種、モデル、OSのバージョンを選ぶ
② 「ダウンロード」をクリック
③ 「いますぐ修復」をクリック

電源がつかないiPhoneの修理が必要なケース

iPhoneの電源がつかない時は、自分でなおせるケースもあるのですが、複雑な症状になると修理にださないと改善しないケースもあります。

この章ではiPhoneの修理が必要なケースを3つ紹介していきます。

対処法をためしても、iPhoneの電源が入らない

●水没時のiPhoneの陰干し
●1時間以上のiPhoneの充電
●iPhoneにこもった熱の冷却
●再起動
●強制終了

などの操作を試みても改善しない場合は修理が必要です。自分で無茶な修復はしないで、アップルストアに修理にだすことをおすすめします。

iPhoneバッテリーの寿命切れ

(Image:Poravute Siriphiroon / Shutterstock.com)

バッテリーの寿命切れは、自分ではなおしようがないです。使用を重ねるごとにバッテリiPhoneーは劣化していきます。

すぐに充電が切れるようになったり、充電時間が長くなったりしてきたら、バッテリーを交換しましょう。期間でいうと目安は3年で、充電回数でいうと500回です。

iPhoneにはバッテリー劣化を確認する方法もあるので、普段から確認しおくと良いでしょう。

iPhoneバッテリー確認方法

この手順でクリックしていくとバッテリーの状態を確認することができます。

① 設定
② バッテリー
③ バッテリーの状態
④ ピークパフォーマンス性能

バッテリーがある場合は、「お使いのバッテリーは現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています」と表示されます。

反対に、バッテリーが劣化している場合は、「このiPhoneで必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました」と表示されます。

バッテリー劣化のメッセージが表示された場合は、早めにアップルサポートか正規店に行くことをおすすめします。

iPhone本体に破損が見られる

iPhoneを落としたり、圧がかかったりすると液晶画面や内部の破損、本体湾曲につながります。
外見はどうもなくても、内部が破損してしまうと部品を交換しないと動かないので、修理にださざるをえません。

湾曲して本体内部が破損してしまったら、アップルサポートに修理にだしましょう。

iPhoneは衝撃に非常に弱いです。落としたときのためにiPhoneケースにいれるか、落とさないようにスマホリングを使うことをおすすめします。

(Image:1000 Words / Shutterstock.com)

「アップルサポートに修理を依頼したいけど、どうすればいいかわからない」という方のために、修理を依頼する2つの方法を紹介します。

アップルストアに直接持って行く

1つめはアップルストアのgenius barで予約して、アップルストアに修理したいiPhoneを持って行く方法です。
修理してもらうときにデータ消去を求められることがあるので、前もってバックアップをとっておきましょう。

アップルストアに配送する

2つめはアップルストアに配送して修理にだす方法です。近隣にアップルストアがない場合は、配送で修理にだすのもよいでしょう。ウェブサイトでも配送予約が可能です。

アップルストアへの配送修理手順

まずは、アップルストアのウェブサイトで「サポート方法の選択画面」まで進みます。

① 配送修理を選択
②iPhoneのシリアルナンバーを入力
③ 集荷希望住所、希望時間などの必須事項を入力

この手順で行うと希望日時に、アップル専用業者が集荷に来てくれます。

修理代金はいくら?

アップルの保証であるアップルケアに加入していると、対象機種は保証期間内(2年以内)であれば2回まで無償で修理してもらえます。

ただし条件があって、落下や水没などの破損が見受けられた場合は、2回までは別で12,980円の修理代金がかかります。

【アップルケア修理対象機種】

●iPhone 11 pro
●iPhone 11 pro max
●iPhone 11
●iPhone xs
●iPhone xs max
●iPhone xr
●iPhone 8
●iPhone 8 plus
●iPhone 7
●iPhone 7 plus

また、アップルケアの特典として、チャットや電話で優先的にアップル専任のスペシャリストに問い合わせができます。

そもそもiPhoneの電源がつかない原因は?


この章ではiPhoneの電源がつかない原因でよくある以下の3つについて紹介していきます。

●周辺機器や充電器などのトラブル
●iPhone本体のトラブル
●アップデートがうまく更新されていない

周辺機器や充電器などのトラブル

1つめは周辺機器や充電器などのトラブルが原因である場合です。

充電器やケーブルが破損して、充電ができていなかったということはよくあります。また破損はしていなくとも、接触部分が緩くて充電ができていなかったなどの例もあります。

iPhoneの電源がつかないときは、充電されていない可能性があることを視野にいれておいてください。

iPhone本体のトラブル

2つめはiPhone本体のトラブルが原因である場合です。

動画の閲覧やゲームなどの重たいアプリを長時間にわたって使用したときは、iPhone本体にかなり負荷がかかります。負荷がかかることによってiPhone本体に熱がこもり、電源が切れてしまいます。

他にも電源ボタンの故障、液晶画面の故障も電源がつかない原因として考えられます。きちんと充電ができていることを確認したあとに、iPhone本体トラブルを疑ってみるのがいいでしょう。

アップデートがうまく更新されていない

3つめはアップデートがうまく更新されていないことが原因である場合です。iPhoneは定期的にアップデートがきます。電波が不安定のなかでアップデートをおこなうと、うまくアップデートがされないときがあります。

そうなると途中で電波が切れてしまい、電源がつかなくなることがあるのです。アップデートするときは安定したwi-fi環境のもとでおこない、きちんとアップデートされたかを、毎回確認したほうがいいでしょう。

まとめ

iPhoneの電源がつかないトラブルは頻繁に起こるものではないですが、起こった時に対処法を知らないと非常に困ります。

iPhoneにそれほど詳しくない人でも、iPhone本体の熱を冷ましたり、強制終了したりと、その場ですぐにできる対処法も案外あったのではないでしょうか。

今回紹介した対処法を覚えておくだけでも、いざ電源がつかないときに焦らずにすみます。修理に出す前に、ぜひ今回紹介した対処法をためしてみてください。

オトナライフ編集部
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