アップルが韓国ベンチャーに「Touch ID」の特許侵害で敗訴、iPhoneユーザー熱望の復活は夢?

賠償金狙い専門企業、パテント・トロールとは?

パテント・トロールはハイテク企業にとって技術革新を妨げる大きな悩みの種

 一方でファーストフェイスは、実はライセンス料や賠償金を狙った特許専門企業、俗にいう「パテント・トロール」ではないか、と複数のメディアが報じている。自らは製品の製造やサービスの提供を行わず、買い集めた特許を利用し企業を相手に特許侵害訴訟を起こしライセンス料や巨額の賠償金をせしめるのがパテント・トロールの特徴で、近年増加の一途を辿っており多くの企業が被害にあっているのだ。

 アップルもこういったパテント・トロールに対し、裁判を有利に進めるため、パテント・トロールに有利な判決を下す傾向がある地区のアップルストアを閉鎖するなどの策を講じてきたが、巨大企業のアップルであっても甘い餌にたかるアリを振り払うのはどうやら至難の業のようだ。

 ただ、ファーストフェイスのCEOであるチョン代表は「発明を着想し、特許を出願してから満10年、アップルを相手に訴訟を提起したかだけで3年半が経って、特許の有効性を認められた」と自社での開発した技術であることを主張しているという。

 多くのiPhoneではすでに「Face ID」が採用されているが、Touch IDの復活を願う声も多くiPhone SEなど一部の製品では引き続きTouch IDが搭載されている。ファーストフェイスがパテント・パトロールなのかは分からないが、まだまだ両社の争いは続くかもしれない。また、アップルから完全にTouch IDが消える日も来るかもしれない。アップルの訴訟をめぐる今後の動向にも引き続き注目したい。

参照元:韓国ベンチャー、iPhoneの「タッチID」特許侵害でアップルに勝訴 「賠償金狙い」の見方も【コリア・エコノミクス

※サムネイル画像(Image:DenPhotos / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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