みなさんは、ナンバープレートに関する新基準をご存じたろうか。取付け角度や装着するフレーム、ボルトカバーの大きさなど、10月1日より新たに細かい基準が定められるという。今回は、中古車査定サイトを運営する「エイチームライフスタイル」が実施した「ナンバープレートの表示に関する新基準」に関する調査をもとに、新基準の認知度や詳しい内容について見ていこう。
角度、フレーム、ボルトカバーの新基準はミリ単位!?
ナンバープレートの新基準は、主に角度、フレーム、ボルトカバーの3つ。
【角度】前側:上下「上向き10°~下向き10°」、左右「左向き10°~左右向き0°」後側:上下「上端1.2m以下の場合は上向き45°~下向き5°、上端が1.2mを超える場合は上向き25°~下向き」、左右「左向き5°~左右向き0°」
【フレーム】幅が上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下
【ボトルカバー】直径28mm以下で番号に被覆しないもの
上記のように、ミリ単位でかなり細かく角度や大きさが指定されている。
では、このような新基準を知っている人は実際にどれくらいいるのだろうか。エイチームライフスタイルは、中古車査定サイト「ナビクル」のメールマガジン登録ユーザーと「ナビクル」の協力会社である車買取業者を対象にナンバープレートの表示に関する新基準の認知度調査を実施した。
新基準を知らない人は64.1%
「2021年10月1日以降に登録される車を対象に、ナンバープレートの取り付けや表示に関する新基準が適用されることを知っていますか?」という問いに対して、「いいえ」と回答した人は64.1%を占めた。また、車買取業者に対する「ナンバープレートの表示に関する新基準は一般のお客様に認知されていると思いますか?」という質問では、「あまり認知されていない」(61.1%)、「全く認知されていない」(27.7%)と90%近い業者が認知の低さを感じているという。
ナンバープレートの新基準を満たすために車の登録(購入)後に気を付けるべきことに関する質問では、全回答者の44.4%を占める「日々、点検を行う」が最多となった。次いで、「きちんと車検に出す」(38.9%)、「今使っているカスタムパーツ等を見直す」(33.3%)、「パーツを購入する際は、店員に相談する」(27.8%)という並びに。
ちなみにステッカーやフレーム、カバーを付けるなど、過去にナンバープレートに手を加えたことがある人は約29.2%も。自分好みのナンバープレートにしているうちに、気づいたら基準違反をしていたなんてことにならないよう、新基準を知っておいて損はないだろう。車の買い替え時にナンバープレートの新基準をチェックしてみては。
出典元:中古車一括査定サイト「ナビクル」は→こちら
※サムネイル画像(Image:Phuong D. Nguyen / Shutterstock.com)