9月26日にかっぱ寿司が「全皿半額」という採算度外視キャンペーンを行なった。話題作りと割り切ってのものなのだろうが、反響は世間の予想をはるかに上回るほど。なんと待ち時間が16時間以上に及ぶ店舗もあったそうだ。いくら半額といえど、長時間待たされてしまっては、安く寿司が食べられる喜び以上にイライラを募らせた客も多かったようだ。
採算度外視キャンペーンに「行きたくない」の声

安く寿司が食べられるチャンス、普通なら大喜びだが……違う意味で「前代未聞」になってしまった(筆者撮影)
スシローやくら寿司に後れを取っているかっぱ寿司が、話題作りに振り切った全品半額のキャンペーンを行なった。回転寿司業界でなんとか巻き返しをはかるため、シャリを山形県産ブランド米「はえぬき」に統一したり、わさびや海苔、ネタも変更したりと“中身”にもこだわっていることを広く知ってもらうためのものだったが、その反響は予想以上だった。
「開店11時なのに、9時には長蛇の列」「大混雑でうるさくて慌ただしい店内で、イライラしながら食べるくらいなら行きたくない」など、ネット上にはマイナスな意見が溢れた。中には騒ぎに便乗して半額につられる客層を中傷しだすコメントも出てきており、大荒れだ。ただ実際の混みようはたしかに凄まじかったようで、ツイッターには待ち時間「988分」と非現実的な数字が表示されている画面が上げられていた。