「電車での迷惑行為」ランキング、3位乗車時マナー、急上昇の2位にはコロナ禍ならではの行動も、1位は?

テレワークで出勤7割減、などと言われているが、職種や会社の方針でテレワークができない、という人も少なくなく、通勤時に電車を利用する人はまだまだ多い。

今回は全国73社の私鉄が加盟する日本民営鉄道協会が2020年10月1日から11月30日に実施した「駅と電車内のマナーに関するアンケート」調査から、電車での迷惑行為ワースト3をみていこう。

3位は「乗降時のマナー」。割り込みより迷惑だと感じるのは、“絶対に動かない人”

「足の裏に接着剤でもついてます?」と言いたくなるほど絶対に動かない人がいるが、あれはどういう心理なのだろう

 第3位は「乗降時のマナー」で、28.7%の人が迷惑だと回答。この調査では、各迷惑行為について具体的な迷惑行為のランキングも発表されている。乗降時のマナーと聞いて真っ先に思いつくのが「並ばないで横から割り込む」いわゆる割り込み乗車かもしれないが、ホームの目印やラインに沿って並ぶことが常識となっているからか、意外にも具体的な行為としては第3位となる11.3%と低かった。また、「降りる人を待たずに乗り込む」は第2位で22.5%。降りる人より先に乗ってもただ混雑した車内へ突撃するだけなのだがせっかちな人もいるものだ。そして、乗降時の具体的な迷惑行為ワースト1は「扉付近から動かない(乗降を妨げる、奥に詰めない等)」で、53.2%となった。

 筆者も通勤する際には電車を使っているが、たくさんの人が乗り降りする駅に着いても、入り口付近から動かず、仁王像のように立ちはだかる人がたまにいる。また電車の中ほどが空いているのに、扉付近で立ち止まり詰めない人にもときどき出会う。1駅ぐらいで降りるのか?と思いきや、わりと長く扉の前に立ち続けているから不思議である。そんな人のせいで、それほど混んでない車両でもなぜか扉の前だけ密になっていることも。

 いっそのこと、車両のなかにもホーム同様うまく人を誘導する矢印でも描いて欲しいものである。

「マスクをしているから」と油断しないで!電車の中では会話を控えるのがコロナ禍の常識である

 第2位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」で、迷惑だと答えた人は33.9%。前年の5位から順位が3つ上がってしまった。地域別ランキングでも、関東の大手民営鉄道9社、関西の大手民営鉄道5社の両方で2位に入っている。新型コロナウイルスの流行で、車内ではマスク着用はもちろん、会話は控えるのが常識となりつつある。以前は「騒がしいな」と迷惑に感じる程度で済んでいたことが、コロナ禍の現在は衛生面でも不快に感じる人が増えたのだろう。

 不名誉な第1位となったのは、前年に続いて「座席の座り方」で37.8%と約4割の人が迷惑だと答えている。具体的に迷惑だと感じる行為については、「お年寄や身体の不自由な方、妊婦の方等に席を譲らない」が第3位で11.1%。スマートフォンばかりに集中せず、周りに困っている人がいないか気を付けたい。続いて第2位は「座りながら足を伸ばす・組む」が24.4%。疲れていると誰もがついやってしまいそうなことなので、特に仕事帰りは要注意だ。そして座席の座り方のなかで54.6%もの人が迷惑だと思うワースト1が「座席を詰めて座らない」。「この座席は7人掛けです」と書いてあるにもかかわらず6人しか座っていない座席を見て何度悔しい思いをしたことか……!

 この記事を電車に乗って読んでいるという読者も多いと思うが、記事を読み終わったら電車でのマナーについて今一度意識してもらえるとうれしい。筆者とともに、車内マナーを良くしていこうではないか。

出典元:2020年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング発表(PDF)【日本民営鉄道協会】
参照元:「電車の迷惑行為」ランキングTOP18 1位は「座席の座り方」【2020年度版】【ねとらぼ調査隊】

オトナライフ編集部
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