シートベルト着用率が低い都道府県ランキング、3位福岡県、2位大阪府、では1位は?

クルマを運転する際、安全運転を心がけていても思いがけない事故は起こってしまう。その時に命を守ってくれるのがシートベルトだ。シートベルトといえば、2008年の道路交通法改正により、後部座席同乗者のシートベルト着用が義務化された。高速道路にいたっては、違反するとドライバーに違反点数が課せられるため、後部座席に乗る人もシートベルトをすることが当たり前になっているのではないだろうか。

今回は、JAFが警察庁と合同で調べた「シートベルト着用状況全国調査」から、高速道路などで後部座席同乗者のシートベルト着用率が低い都道府県を紹介しよう。

交通事故が多いうえに、シートベルトの着用意識が低い3位、2位

大阪の都心部は、怖くて走れないという声をよく耳にする

 3位は「福岡県」で58.9%。全国平均は75.8%だったため、全国平均と比べると16.9ポイントも低いことがわかった。「一般道の後部座席同乗者」の着用率はワースト11位で31.9%。福岡は、警察庁交通局によると、2020年の車保有台数による交通事故発生率では3位という、事故発生率は全国でも極めて高い方なのだ。それなのに、後部座席がシートベルトをしていない人が多いという実態は驚きだ。

 2位は「大阪府」で50.0%。全国平均と比べて、25.8ポイントも下回った。実は大阪府、「高速道路の運転者」、「高速道路の助手席同乗者」、「一般道の運転者」の3項目で着用率ワースト1位なのだ。警察庁交通局の情報では、大阪府は2020年の事故発生件数が2位という街でもある。シートベルトの着用を含め、もしかしたらドライバーの運転に対する危機意識が薄いのかもしれない。

沖縄観光ではほとんどの人がレンタカーを借りるため、運転に慣れていない人も多そうだ

 1位は「沖縄県」で30.0%。全国平均と比べて45.8ポイント、2位の大阪府と比べて20.0ポイントも低いという圧倒的な差を見せつけている。ちなみに一般道の助手席同乗者と一般道の後部座席同乗者共にワースト1位と、どんな道路でもシートベルトの着用意識は低いようだ。もしもの事故の時、後部座席でシートベルトをしていないと、車内の座席等に激突し自らが負傷するだけではなく、前席同乗者へぶつかり危害を加えたり、窓から車外へ放出されたりと、かなりの危険が予想される。安全運転しているからなど思わず、着用意識はしっかり持ってほしいところだ。

 4位以下は次のような結果に。4位「東京都」62.9%、5位「山梨県」63.3%、6位は64.1%の同率で「佐賀県」と「長崎県」、8位「群馬県」65.2%、9位「鳥取県」66.3%、10位「高知県」67.9%。トップ3が抜きんでて、4位以下はほぼ横ばいの結果になったが、全体的に西日本の着用意識が低いと言えるのかもしれない。

 都道府県によって、これほどの差があるのは驚きだ。道路法が改正されて10年以上経っているのに、未だに着用していない人が多くいる実態。自分も含めて「大丈夫だろう」と過信することなく、日々の運転でも注意が必要だ。

出典元:シートベルト着用状況調査(2020年調査結果)【JAF

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