ラクマの手数料は安い? 手数料の計算方法も解説!

フリマアプリは便利だが利用すると手数料が必要だ。しかし、ラクマなら他のフリマアプリと比較しても手数料が安いと言われている。この記事では、実際に計算してみると本当にラクマの手数料は安いのかどうかを検証た上で、ラクマで手数料を計算する方法を詳しく解説する。

ラクマの手数料は安い?

フリマアプリといえばメルカリを思い浮かべる方が多いが、メルカリは出品者にとっては利用手数料が高いのがデメリットだという声も聞かれる。手数料だけ見ると、メルカリよりもラクマの方が安いと噂されるが、実際のところはどうなのだろうか。この記事では、主にメルカリと比較したときのラクマの手数料についてと、ラクマでの手数料の計算方法について詳しく解説する。

・メルカリと比較するとラクマの方が手数料が安い

まず、メルカリと比較した場合のラクマの手数料はどうなのか見ておこう。フリマアプリで支払いが必要な手数料の主なものには、販売手数料と売上金の振込手数料、送料がある。この中で特に割合が大きいものは販売手数料である。

販売手数料はメルカリもラクマもどちらも出品した商品が売れたときに、売上金額の一定の割合が振込金額から差し引かれる形で支払う。メルカリとラクマの販売手数料の割合を比較すると次のとおりである。

メルカリ:販売金額の10%
ラクマ :販売金額の6%

2021年1月にラクマの販売手数料が改定されて、それ以前の3.5%から6%へ引き上げられた。しかし、現在でもメルカリと比較すると手数料が安いのは確かだ。

ただし、フリマアプリを利用する上での手数料は販売手数料以外にも送料や、売上金を振り込んでもらうときの振込手数料などもある。匿名配送の場合には、送料は出品者側の負担になりメルカリもラクマも売上金から送料が差し引かれる。匿名配送の送料を比較するとメルカリよりもラクマの方が高額だ。

売上金を金融機関の口座へ振り込んでもらう場合の振込手数料を比較すると、メルカリは200円でラクマは210円かかる。ただし、ラクマには後述するように振込手数料無料になる場合もある。

フリマアプリの手数料は大半が出品者が負担する。どちらのフリマアプリを利用するのがお得かは、販売手数料と送料など手数料の合計を計算して比較してみるといいだろう。

ラクマの手数料の計算方法【①出品手数料】

ラクマを利用するときにかかる手数料の計算方法について具体的に見ていこう。まずは、ラクマに商品を出品するときにかかる手数料だ。ラクマに出品するためには、ラクマに登録して、出品ページに商品の写真を登録したり、商品の情報を入力したりして出品する。

ラクマでは商品を出品するだけであれば手数料は無料で利用できる。ラクマのプラットフォーム利用手数料などは必要ない。

ラクマの手数料の計算方法【②販売手数料】

次にラクマの販売手数料の計算方法を解説する。出品手数料と販売手数料はラクマでは違う。出品手数料とはラクマに商品を掲載するための手数料であり、こちらは無料だ。販売手数料とは、ラクマに掲載した商品が売れた場合に販売価格から支払いをする手数料のことである。ラクマの場合、販売手数料は売れた商品の販売価格の6%かかる。

・計算式

ラクマで商品が売れた場合の販売手数料の計算式は次のとおりである。

販売手数料 = 商品価格 × 0.06

ラクマで1万円で商品が売れた場合の販売手数料の計算式は次のようになる。

1万円 × 0.06 = 600円

3500円で商品が売れた場合の販売手数料の計算式は次のとおりだ。

3500円 × 0.06 = 210円

ラクマの手数料の計算方法【③振込手数料】

次は振込手数料の計算方法を解説する。振込手数料とは、ラクマで商品が売れた場合の売上金を金融機関の口座に振り込んでもらうための手数料である。ラクマの振込手数料は一律210円である。

振込手数料は振込申請をするごとにかかってしまう。振込手数料を節約したい場合には、振込申請をする回数を減らして振込手数料を支払う回数を減らすか、次に解説する無料になる条件を活用することをおすすめする。

・条件によって無料になる場合がある

ラクマでは振込手数料を無料にできる条件がある。ラクマで振込手数料が無料になる条件とは次の2つの条件をどちらも満たしている場合である。

●振込先の金融機関が楽天銀行であること
●振込申請金額が1万円以上であること

ラクマは楽天が運営するフリマアプリなので、楽天グループの楽天銀行を利用すれば1万円以上の振込で振込手数料を無料にできる。まだ楽天銀行の口座を持っていない方は、この機会に口座開設を検討してみるのもいいだろう。

ラクマの手数料の計算方法【④送料手数料】

ラクマには出品者も購入者もお互いに住所と名前などの個人情報をやり取りせずに取引できる匿名配送の仕組みがある。匿名配送で出品した場合の送料は出品者側が負担することになる。着払いや送料が安くなる場合もある普通郵便等を利用したい場合には、匿名配送は利用できない点に注意しよう。

・送料一覧

ラクマの匿名配送の送料は次のとおりである。

かんたんラクマパック(日本郵便)

サイズ 送料
ゆうパケット
(3辺合計60cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内)
179円
ゆうパック60サイズ 700円
ゆうパック80サイズ 900円
ゆうパック100サイズ 1,150円
ゆうパック120サイズ 1,350円
ゆうパック140サイズ 1,500円
ゆうパック160サイズ 1,500円
ゆうパック170サイズ 1,500円

かんたんラクマパック(ヤマト運輸)

サイズ 送料
ネコポス(A4サイズ) 200円
宅急便コンパクト
(専用ボックス利用A4サイズ以内もしくは20cm×25cm×5cm以内)
530円
宅急便60サイズ(2kgまで) 800円
宅急便80サイズ(5kgまで) 900円
宅急便100サイズ(10kgまで) 1,150円
宅急便120サイズ(15kgまで) 1,350円
宅急便140サイズ(20kgまで) 1,500円
宅急便160サイズ(25kgまで) 1,500円

ラクマの匿名配送の送料は日本郵便もヤマト運輸も全国一律である。

ラクマの手数料の計算方法【⑤購入手数料】

ラクマで商品を購入するときには、購入にかかる手数料の支払いも気になる。ラクマで商品を購入するときにはどのくらいの手数料が必要になるのだろうか。

ラクマでは購入するための手数料は必要ない。ラクマのプラットフォーム利用手数料も、匿名配送利用時の配送料もどちらも出品者側の負担である。購入者が支払うのは、基本的に商品代金だけなので安心して利用しよう。

ただし、もしも出品者が匿名配送を利用せずに着払いを指定している場合には、送料は購入者側が負担する。着払いでは相手に自分の住所や名前を伝えなければいけないので個人情報の問題もある。できるだけ匿名配送の商品を購入したほうが安心だろう。

ラクマの手数料の計算方法【⑥支払い手数料】

ラクマで商品を購入したときに、代金の支払い方法によって支払い手数料が無料のものと100円かかるものがある。支払い手数料について見ておこう。

・手数料無料の支払い方法

支払い手数料が無料の支払い方法は次のとおりである。

●クレジットカード
●楽天ペイ
●LINE Pay
●FamiPay
●ラクラクあと払い(ペイディ)
●ラクマポイント
●楽天ポイント/楽天キャッシュ

なお、ペイディを利用した場合にはラクマでの決済は無料でできるが、ペイディへの支払い方法によっては手数料がかかる場合がる。ペイディを選択する場合には、ペイディの利用方法も注意しよう。

・手数料100円の支払い方法

ラクマへの商品代金の支払い手数料が100円かかる支払い方法は次のとおりである。

●コンビニ払い
●銀行ATM/郵便局
●auかんたん決済
●ソフトバンクまとめて支払い
●d払い(ドコモ)

コンビニ払いやATM払い、携帯電話料金とまとめて支払うキャリア決済には支払い手数料が必要になる点は注意しておこう。

※サムネイル画像(Image:楽天ラクマ公式サイトより引用)

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