就職パフォーマンス能力世界大学ランキング、日本版3位「慶應義塾大学」2位「京都大学」1位は?

“人生の夏休み”ともいわれる大学生活。しかし、後半には“夏休み”とは程遠い就職活動が待っている。就職活動で困らないよう、就職先を見据えた大学選びをするのも一つの手かもしれない。

ドイツの国際的な高等教育専門調査会社「QS Quacquarelli Symonds(以下QS)」が各大学とその卒業生の就職との関係に注目した調査結果を発表した。将来性の観点から世界の各大学のパフォーマンスを比較するランキング(QS Graduate Employability Rankings)で日本の大学は何位に入っているのか。今回は、同調査をもとに世界で就職パフォーマンスが高い大学ランキングの日本版を紹介する。

3位は自由な校風でグローバル人材を育成する京都大学

(QS Quacquarelli Symonds調べ)

 世界500大学の中で日本からランクインしたのは22大学。そのうち8大学の順位が下がっており、世界の壁の高さを感じる結果となった。トップ100位の中で名前が上がっている日本の大学は7つ。7位には「名古屋大学」(世界版92位、前回より6位上昇)、6位には「大阪大学」(同76位、前回より3位下落)、5位には「東京工業大学」(同67位、前回より2位下落)、4位には「慶應義塾大学」(同56位、前回より6位下落)という並びに。それではトップ3を見ていこう。

 3位にランクインしたのは、慶應義塾大学を僅差で抑えた「京都大学」(世界版52位、前回より1位上昇)。のびのびと大学生活を謳歌する学生が多い京都大学だが、世界的にみてもトップクラスの就職実績を誇る。主体性や積極性、チャレンジ精神が求められるグローバル人材と自由な校風で育った生徒との相性は良いと言えるだろう。

2つの項目で日本最高スコアを出した1位は?

「Alumni Outcomes(卒業生の成功度)」でも日本最高スコアを獲得した東京大学

 2位に選ばれたのは、「早稲田大学」(同37位、前回より3位下落)。2004年に設立された国際教養学部では世界で活躍できる人材の育成に力をいれており、グローバル展開する大手企業や外資系企業から注目を集めている。授業の共通言語が英語だったり、母語が日本語の学生は1年間の海外留学が必修だったりと、言語以外に優れた国際感覚を養う独自のカリキュラムを展開。留学を活かしたキャリア支援が手厚いのも特徴だ。

 そして見事1位に輝いたのは「東京大学」(同25位、前回から2位下落)。「Employer Reputation」(雇用者からの評判)では「100点満点中99.5点」と、日本大学の中でも最高のスコアを獲得している。東京大学といえば、イギリスの教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)が発表する世界大学ランキングでも35位に入っており、教育の質や社会への影響力だけでなく、就職パフォーマンスでも十分世界に通用する大学といえるだろう。

 以上、就職に対するパフォーマンスが高い世界大学ランキングの日本版を紹介した。読者の中にはこれから幼稚園や小学校など様々な節目の受験を迎える子どもを抱えている方もいることだろう。その際にはぜひ、上記の大学に続くレールに乗るためにどうしたらいいかなども参考にしてみてはいかがだろう。

ちなみに世界の大学ランキングはこのように結果に(QS Quacquarelli Symonds調べ)

出典元:Quacquarelli Symonds(英語)は→こちら
参照元:就職に対するパフォーマンスが高い世界大学ランキング、日本の順位は?【マイナビニュース】

※サムネイル画像(Image:QS Quacquarelli Symondsリリースより引用)

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