スマホのユーザー情報の取得はどう変化していくか

悪意あるハッカーをブロックすることはできても、メーカーの監視を防ぐことは難しい
近年、スマホ業界ではプライバシー保護の意識が急速に高まっている。とくにアップルは先駆者と言っても過言ではないレベルで対応を進めており、4月にiOS 14.5のリリースとともに「アプリでユーザーのデータを収集(トラッキング)する際には、ユーザーの許可を得ること」を義務づけたことは記憶に新しい。同時にアップルは、アプリによるデータ収集の不快さを強調したCMを放送することで、プライバシー保護の大切さを訴えていた。
そんな時代の流れと逆行するような事態を伝えた今回の報道は、果たしてスマホ業界にどのような影響を与えるのだろうか。業界全体で適正なユーザーデータ取得を促す機運が高まるのか。ユーザーが該当メーカーのスマホを選択肢から外すようになって、業界シェアに新たな動きが出るのか。今後の動向に注目したい。
参照元:SamsungやXiaomiのスマホは大量のユーザーデータをメーカーやその他の企業に送信していることが判明【GIGAZINE】
※サムネイル画像(Image:Framesira / Shutterstock.com)