サラリーマンの「平均ボーナスランキング」正社員の平均100.2万円、一番高い職種は?

みなさんは、現状もらえている賞与に満足しているだろうか。業績が悪化すると、「自分の会社は大丈夫だろうか」とボーナス削減を心配する人も少なくないだろう。そんな中、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が「平均ボーナスが高い職種ランキング」を発表した。今回は、気になる世間のボーナス事情について詳しく見ていこう。

20代と30代ではボーナスに大きな差が!?

金額の上昇が最も少なかったのは、30代から40代で7.8万円(doda調べ)

同調査は、正社員として働く22歳~59歳のビジネスパーソン1万5,000人を対象に実施されたもの。年間のボーナス平均額は100.2万円で、内訳は冬のボーナスが48.5万円、夏のボーナスが47.0万円、その他が4.7万円という結果に。

ボーナスの使い道では、1位「生活費の補填」(33.5%)、2位「趣味・娯楽」(28.0%)、3位「旅行・レジャー」(25.0%)という順に。給与でまかなえなかった生活費をボーナスで補っている人が多く、ボーナスを大きな買い物や将来の預金に回せていない人も少なくないだろう。

また、ボーナスの年間支給額を年代別に見てみると、20代「62.8万円」、30代「96.2万円」、40代「104.0万円」、50代「123.3万円」と、年代が上がるにつれて平均ボーナスも上がる傾向が伺える。20代から30代の上昇が最も大きく33.4万円、20代と50代では約2倍の差がつき、キャリアを積めば積むほどボーナスも高額になるようだ。

1位の内部監査の年間ボーナスは177.1万円(doda調べ)

自身のボーナスの金額と比べて「世間はそんなにもらっているのか!」と驚きを覚えている読者もいるかとは思うが、では、そんな金額をもらっているのはどんな職種のサラリーマンなのだろうか。

ボーナスの平均金額が高い職種ランキングでは、1位「内部監査」(177.1万円)、次いで2位「法務/知的財産/特許」(166.0万円)、同率3位「研究開発/R&D(IT/通信)」、「MR」(164.9万円)という並びに。「企画/管理」や「モノづくり系エンジニア」など、給与が高いことで知られる人気の職種分類が、ボーナス支給額でも上位を占める結果となった。

現在は業績が厳しい企業も多く、読者の中にも「出ただけマシ」というレベルの支給だった人もいたかもしれない。そのためこの金額をそのまま2021年のボーナスと比較するのは早計と言える。事実、ロイヤリティ マーケティングの「Pontaリサーチ」が実施したボーナスに関する意識調査によると、ボーナスの予想額について「支給されない・わからない」が46.4%を占めているというデータもある。

ボーナスの支給に関して見通しが立たないことで、将来のための貯蓄に回そうという人も多いだろう。ボーナス削減に悩んでいる人は、世間の平均支給額を参考に、家計の見直しを検討してみては。

出典元:平均ボーナスランキング最新版(平均支給額/職種別ランキング)【doda

オトナライフ編集部
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