移動するだけでマイルが貯まる「Miles(マイルズ)」を実際に使ってみた! 登録方法や商品との交換方法を解説

2021年10月20日、米国発のスマホを持って移動するだけでポイントがもらえる「Miles(マイルズ)」が、日本に上陸した。徒歩、自転車、電車、車などで移動するだけで、1マイルごとにポイントがもらえ、貯まったポイントで、コンビニのコーヒーやAmazonギフト券がもらえるという。毎日通勤している人なら、どんどんポイントが貯まりそうだ。そこで筆者は、さっそくMilesを利用して実際にファミマのコーヒーをゲットしてみたぞ!

移動するだけでポイントがもらえる「Miles」とは?

(Image:news-jp.getmiles.com)

2021年10月20日、スマホを持って移動するだけでポイント(マイル)が貯まるアプリ「Miles(マイルズ)」が日本に上陸した。日経トレンディの「2022年ヒット予測100」でも、Milesがランキング1位を獲得するなど、今、大注目のアプリである。

Milesは、2019年にリリースされた米国発のスマホ用アプリで、本国ではすでに140万人が利用しているという。日本でもリリース直後からユーザーが増え始め、11月に入るとアッという間に100万人を突破した。

Milesとは、スマホを持って1マイル(1.609km)移動するごとに1ポイントもらえるポイ活アプリ。環境に優しい移動手段ほどポイント付与倍率が上がる仕組みで、徒歩は10倍、自転車は5倍、バス・電車・船などは3倍、車は1倍となるが、飛行機は0.1倍に設定されている。

Milesで貯めたポイントは、提携企業の割引券やAmazonギフト券などに交換できるほか、寄付したり抽選に利用することもできる。

そこで今回は、筆者が実際にMilesを利用して、ファミマのコーヒーをゲットしてみたぞ!

Milesで貯めたポイントで、ファミマやNewDaysといったコンビニのコーヒー(500マイル)やAmazonギフト券などと交換できる

MilesはメルアドでID登録すればすぐに使える!

それではさっそくMilesをスマホにインストールして使えるようにしてみよう。Milesアプリを起動したら、Facebookアカウントかメルアドで新規登録する。パスワードを設定するとメルアド宛てに認証コードが送られてくるので、それを入力すればよい。

あとは、アプリで表示される名前を登録して位置情報(GPS)をオンにしよう。これだけでMilesが使えるようになるので、あとは徒歩や電車などで移動すれば自動的に移動距離(マイル)に合わせたポイントが付与されるというわけだ。

アプリを起動したら、Facebookアカウントかメルアドで新規登録する。今回は「登録する」をタップした(左写真)。次にメルアドを入力して次のページに移動しよう(右写真)

続いてパスワード入力するが、8文字以上で記号を含むものにすること(左写真)。パスワードを入力すると、メルアドに認証コードが届くので、それを入力しよう(右写真)

最後に、Milesアプリで表示される名前を登録する(左写真)。あとは「位置情報をオンにする」をタップしてGPSをオンにすればOKだ(右写真)

2日で500マイル貯まってファミリーマートのコーヒーを即ゲット!

MilesはGPSさえオンになっていれば、特別なことをする必要はない。ただ、通勤電車に乗ったり散歩したり、車で移動するだけで自動的にマイルを算出してポイントが付与される。

Milesでは、初回登録時には特典として300マイル(ポイント)が付与されるが、ファミマのコーヒー無料チケットは500マイルで交換できるので、あと200マイルほど獲得すればいい。

筆者は、会社への電車通勤で18マイル×3倍=54マイルが付与されるので、1日往復するだけで108マイルもらえる。つまり、2日間の通勤でボーナスの300マイルと合わせ、合計500マイルを達成できる計算だ。

実際に2日で500マイル以上貯まったので、さっそくアプリの特典ページでファミマのコーヒー無料チケットを選択。バーコード付きの「引換券」をゲットした。

あとは、ファミマ店内でアイスコーヒーの氷入りカップをレジに持って行き、スマホに表示されたバーコードを読み取ってもらえばOKだ。

Milesの会員登録が終わったら「特典」をタップして、ポイントで交換できる商品をチェックしよう(左写真)。「ホーム」を押すと初回登録時に300マイルの特典が加算されているのが分かる(右写真)

実際にスマホを持って移動してみた。電車と徒歩の違いも認識されており、2日後には517マイルが貯まった(左写真)。特典ページでファミマの無料コーヒーを選び、「500マイルをつかう」をタップする(右写真)

画面下の「OK」を押したら(左写真)、次のページで「クーポンを利用する」をタップしよう(右写真)

この画面が表示されたら、ファミマ店内でアイスコーヒーの氷カップがあるのを確認してから「はい」を押そう(左写真)。「はい」を押すとバーコード付きの引換券が表示される(右写真)

スマホで引換券のバーコードを提示することで、ファミマのアイスコーヒー(S)をタダでもらうことができた。通勤しただけで商品がもらえるのはちょっとうれしいかも!

お友達招待コードの利用でいきなり800マイルをゲット!

Milesにはお友達紹介制度がある。招待された相手が2マイル以上の移動を10回すると、1人招待で300マイル、5人招待すると最大2,000マイルがもらえるようになっている。

もちろん、招待された側にも特典があり、初回特典の300マイルにお友達招待特典の500マイルが加算され、いきなり、一歩も動かずに合計800マイルをゲットすることができるのだ。

また、Milesではシルバー、ゴールド、プラチナの3種類のステータスがあり、移動距離や特典の交換数などで、ステータスが上がる仕組みになっている。ステータスがアップすると、特典の交換レートが良くなったりするので、アナタもがんばってプラチナを目指そう。

画面下の「友達紹介」タブを選び、「お友達を招待する」をタップ(左写真)。LINEではこのような感じで相手に招待コードが通知される(右写真)

お友達招待コードを受け取った人は、画面下の「アカウント」タブを押して「招待/特別コード」をタップ(左写真)。招待コードを入力して画面右下の「適用」を押せばいい(右写真)

750マイル貯めるか、特典をひとつ交換するとステータスが「ゴールド」にアップする(左写真)。ステータスが上がると、特典の交換マイルレートが優遇されてお得に!(右写真)

使って分かったMilesの意外なデメリットとは?

無事、Milesでファミマの無料コーヒーをゲットした筆者だったが、実際に使ってみるといくつか気になることがあった。

まず、筆者は勝手に「これから3日に1度はタダでコーヒーが飲めるじゃん!」と浮かれていたが、実はクーポンは基本的に1回しか交換できないのだ。かといってAmazonギフト券は5,000マイルで100円分しかもらえず、コーヒー無料チケットと比べると驚くほどレートが悪い。

次に気になったのが、GPSを常にオンにしているため、スマホのバッテリーの消耗が激しくなってしまうこと。筆者は普段、GPSをオフにしているので余計に気になった。

最後に、移動手段は割と正確に判定されていたが、「移動履歴」をチェックすると、電車で移動したのになぜか「車」と判定されている場合があった。車と電車では倍率が3倍も異なるので、乗り物のアイコンを長押して移動手段の変更をリクエストしてみよう。

移動手段が間違っているときは乗り物のアイコンを長押して、正しいモノに変更しよう(左写真)。ただし、リクエストが認められるかどうかは分からない(右写真)

いかがだろうか? Milesはこれまでにないポイ活アプリだ。電車通勤で片道1時間以上かかっている人や、営業車で動き回っている人、新幹線や飛行機で地方へ出張することが多い人なら、毎月かなりのマイル数をゲットできるだろう。

その一方で、目玉となるファミマのコーヒー無料チケットが1回しか交換できなかったり、急速に利用者が増えたせいか、Amazonギフト券(100円分)が11月3日には早々に品切れになるなど、ちぐはぐな点も見受けられる。

とはいえ、ユーザー数や協賛企業が増えれば、もっと面白いサービスを提供してくれる予感もあるので、今後が楽しみなサービスである。

●Miles(公式)は→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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