官公庁で仕事をしてみたい省庁ランキング、4位文科省、3位経産省、2位自治体、最も人気が高かった1位は?

読者のみなさんは、官公庁への転職について考えたことはあるだろうか。憧れの的である一方でハードルが高いイメージも強い官公庁。転職求人サイト「ビズリーチ」が実施した調査によると、意外にも官公庁への転職に意欲的な人が多いことが分かった。

今回は官公庁の中でも人気の省庁ランキングとともに、官公庁が転職先として検討される理由について見ていこう。

約70%が官公庁の仕事に興味あり

民間企業と官公庁との間を人材が行き来できる制度「リボルビングドア(キャリアの回転ドア)」をきっかけに官公庁への興味関心が高まっている(ビズリーチ調べ)

同調査は、転職サイト「ビズリーチ」に登録する会員を対象に行われたもの。「官公庁の仕事に興味がありますか」という問いに対して「とても興味がある」と回答した人は、21.7%、「どちらかといえば興味がある」と回答した人は46.8%に。合計すると、68.5%もの人が官公庁の仕事に興味があることが明らかとなった。では、官公庁の中でも回答者はどの省に興味を持っているのだろうか。

さっそく、人気の省庁ランキングを見ていこう。10位から4位は、10位「総務省」(11.1%)、9位「消費者庁」(11.9%)、8位「農林水産省」(14.6%)、7位「国土交通省」(17.4%)、6位「厚生労働省」(18.7%)、5位「環境省」(19.2%)、4位「文部科学省」(23.8%)という並びに。興味がある分野・領域については「社会貢献」や「教育」への関心が強いことから、各キーワードに関係する省庁が選ばれる結果となったようだ。

政策を考えたり、大きな予算が使えたりと、問題解決の根幹に携われるのも官公庁で働く魅力だろう(ビズリーチ調べ)

ランキングの3位には「経済産業省」(29.7%)がランクイン。興味関心でも「経済活性化」が32.5%を占めており、経済産業省の人気が伺える。コロナショックにより経済の回復が切望されている今、その一端を担う経済産業省に転職すれば、大きなやりがいを感じることができそうだ。2位には、31.1%の支持を集めた「自治体」が選ばれた。東京都への一極集中を緩和するため「地方創生」が叫ばれてから長らく経つが、最近ではテレワークの浸透により地方移住を検討する人も増えてきている。そういった時代背景も相まって、地方創生に貢献できる自治体の仕事に興味を持つ人が多いようだ。

そして1位に輝いたのは「デジタル庁」(32.5%)だった。財務省と金融庁になる前の「大蔵省」が花形といわれてきたひと昔前とは異なり、デジタルやITの分野に興味を持っている人が多いことが分かった。また、71.7%が「これまで取り組んできた経験を官公庁においても生かせると思う」と回答しており、現在IT業界で働く人が習得したスキルを活かしやすいことからも、デジタル庁の人気が高まったようだ。

ネットでは「毎日まったり定時に帰れるなら何庁でもいいから働きたい」「庁の仕事は楽そうだから求人があったら即応募したい」など、官公庁に対しホワイトなイメージを持つ人の声も寄せられていた。一方で「やめとけ。としか言わない」といった官公庁への就職に対し否定的な意見を出すユーザーもみられた。

定時に帰れるかはさて置き、転職先に官公庁を考えたことがなかった人は、一度検討してみてはいかがだろうか。

出典元:ビズリーチは→こちら

※サムネイル画像(Image:g0d4ather / Shutterstock.com

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