わずかな振動でも察知する加速度センサーならでは

加速度計のデータから通話などの音声データも再現可能だという
iPhoneといえば、プライバシーを重要視していて、アプリが各種個人情報を収集する際にはユーザーが許可を出すように設定を変えていたことは記憶に新しい。にも関わらず今回の話が本当であれば、加速度計は許可が必要な対象になっておらず、加速度計のデータから諸々の個人情報を推測することも可能となってしまう。CMで個人情報を守ることの大切さを訴えていたアップルにしては、あまりにもひどい話ではないだろうか。
スマホを使って動画や映画を観たり、ゲームを楽しんだり。そんな時に画面を傾ければ自動で縦横の切り替えをして快適に鑑賞できるし、画面を傾けたり上下に動かしたりするだけで操作できるエキサイティングな体験をさせてくれる加速度計。
今回明らかになった収集データが何かに悪用されることはないと信じたいが、近年はどんな新しい犯罪が発生するか予想できない。ユーザー側が気を付けようにも難しいことだが、どれだけ面白そう&便利そうなアプリでも出所がいまいちよくわからないものには手を出さないほうがいいかもしれない。また、肌身離さずスマホを持ち歩く人は、思いもよらない個人情報がデータとなっていることをちょっと意識しておこう。
参照元:iPhoneの加速度計を使ってアプリがユーザーの活動・心拍数・位置・音声データなどを収集できるとの指摘【GIGAZINE】
※サムネイル画像(Image:WML Image / Shutterstock.com)