驚異的な伸び率の第1位は? 次の100年、日本はどうなる?

首都一極集中が続くが、かつて大阪が東京を抜いたように、他の都道府県が東京の人口を上回る未来もあるのだろうか
では、100年間で最も人口が増えた都道府県はどこだろうか。増減率なんと598.41%と驚異的な数字を記録し第1位となったのは、「神奈川県」だった。1920年の人口は約132万3,000人で北海道や茨城県などよりも少なかったが、2020年には約924万人となり東京に次ぎ2番目に人口が多い都道府県の座をキープしている。
ちなみに増加率が最も低かった第47位は「島根県」で−6.01%、第46位は「高知県」3.13%、第45位は「秋田県」で6.79%だった。
このランキング結果にネット上ではランク上位の地域に対し「確かに魅力的で住んでみたい地域」との声もあれば、「いかに首都一極集中が進んでいるかがうかがえる結果」「東京(関東)一極集中の結果ですよ。自然災害やパンデミックなどを考えたらもっと政治、経済など地方に分散させるべき」「今よりも100年前の方がリスクの分散化という面で健全だった」などといったコメントも多く寄せられていた。
この100年の日本人の人口変化がよく分かる結果となった、今回の「100年間の都道府県人口増減率ランキング」。2020年には新型コロナウイルスの世界的パンデミックも起こり、日本でも都市部から郊外へと移住する流れが生まれた。ネット上のコメントにもあるように、大地震などの災害がいつ首都圏で起きてもおかしくない状況だ。人口減少が続くなか、次の100年は各都道府県の人口はどのように変化していくだろうか。
出典元:「100年間の都道府県人口増減率」ランキングTOP47! 1位は「神奈川県」【1920~2020年】【ねとらぼ調査隊】