スタバのカップがステンレス製に? 要返却でも「逆にラッキー」という声も。その理由とは

使い捨てを減らそうと、スターバックスがテイクアウトも可能なステンレス製タンブラーの貸し出しサービスをはじめる。これまでマイボトル持参時に適用されていたドリンクの割引があるが、3日以内の返却が必要であり手間が増えるという声も。しかしある理由から「ラッキー」と捉える人もいるようで、サービスが根付いていくのか行方を見守りたい。

テイクアウト用タンブラーの貸し出しをスタート

(Image:Grand Warszawski / Shutterstock.com)

割引もあることだし、一度使ってみるのも悪くないかも

スターバックスがサステナブルな社会への取り組みとして、使い捨てカップを減らす新たな試みを11月22日からはじめる。来店者はステンレス製のタンブラーを借りて飲み物を購入し飲み終わったら返却するシステムで、テイクアウトも可能だ。マイボトル持参時と同じく割引サービスもある。

購入の際はLINEの専用アカウントで友達登録を行い、店舗で飲み物を注文。ステンレス製のタンブラーにはQRコードがついているので、スマートフォンで読み取ることでタンブラーの貸し出しが記録される。返却は3日以内にスタバの店舗で行えばいいという。

この実証実験は東京・丸の内エリアの10店舗で2021年5月末まで行われ、その後サービスの拡大を目指していくという。

プラスチックストローの廃止など、環境負荷の軽減を目指すスタバ

スタバではこれまでもマイボトルの持参や店内のカップ利用など、できるだけ使い捨てに頼らないサービスを行なってきた。しかしテイクアウトの場合は使い捨てに頼らざるを得ず、特にコロナ禍では感染予防の観点から一時すべてのドリンクを使い捨てで提供していたこともある。

今回のステンレス製タンブラーは、利用が終わったあとの洗浄は専門の業者に依頼してから再利用していくものとなるため衛生面には配慮されていると思われる。

しかし利用者としては一手間増えるサービスだ。SNS上では意見が割れており「足繁く通うリピーター向け」「わざわざ返しに行くって!」とネガティブな声が上がる一方で、アプリ上で節約したカップの数をカウントしてくれることから「社会に少しでも貢献できるならという気持ちが見える化されえて、頼んでしまいそう」というポジティブな声も。

また「味気ない」という声もあったが、むしろステンレスタンブラーは保温保冷性に優れており店頭で購入すると2,000円以上するシロモノだ。「3日で返せば無料でステンレスタンブラーが使えるってこと?」と歓迎する人もいた。

返却率がどの程度になるかは今後を見守りたいが、利用者のモラルが意外に高いということも十分にあり得る。多くの人が図書館に本を返却するように、タンブラーの返却も根付いてほしいものだ。

参照元:スタバ 使い捨てカップ減らす新たな試み【日テレNEWS24

※サムネイル画像(Image:Michael Gordon / Shutterstock.com)

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