iPhoneの遠隔操作でできることとは?- やり方とおすすめアプリ5選

子どもの居場所が分からないとき、どんな使い方をしているか不安なときなど、iPhoneをチェックしたくなりますよね。そんなときに便利なのがiPhoneの遠隔操作。実はiPhoneではアプリを入れることで遠隔操作を行うことができます。この記事では遠隔操作の方法と、その注意点について解説しています。

iPhoneの遠隔操作とは?

遠隔操作とは、文字通り手元にないiPhoneのデータを別のスマホからチェックしたり、操作したりすることです。紛失したiPhoneの追跡、iPhoneを持ったままいなくなった子どもの居場所の特定、正しい使い方をしているかどうかのチェックなどを行うことができます。

iPhoneの遠隔操作でできる主なこと

iPhoneの遠隔操作でできる主なことを、以下の表にまとめました。
用途によって、使用するアプリを選ぶと良いでしょう。たとえばGPSで相手の位置情報さえ把握できれば十分な場合は、iPhoneユーザーは「iCloud」を活用するのも手です。

iPhoneの遠隔操作を行う時の注意点

他人のスマホに勝手に遠隔操作アプリを入れるのは、不正指令電磁的記録供用罪に当たります。無断で配偶者のスマホに遠隔操作アプリをインストールし、逮捕されたというケースも過去にあります。
また「配偶者の不貞」を確かめるために遠隔操作アプリで位置情報をチェックすることも、要注意。違法行為によって得た証拠と見なされる可能性がある上、相手の位置情報が「ホテル」にあることと「不貞行為」は必ずしもイコールではありません。裁判で証拠として採用される可能性は低いです。

「TrackView – Find My Phone」でiPhoneを遠隔操作する方法

ここからは具体的に、アプリを活用してiPhoneを遠隔操作する方法を解説します。まずは代表的なアプリの1つ「TrackView – Find My Phone」を紹介します。

主にGPSでの位置特定や、相手のカメラを起動して動画を撮影することが可能です。使用するには、2台のスマホにそれぞれ「TrackView」をインストールします。

【1】アプリを立ち上げると通知に関するポップアップなどが表示されます。「許可」「許可しない」のどちらかを選んでタップします

【2】「Googleでログイン」か「Appleでサインイン」のどちらかを選びます。指示に従い、ログインを済ませます

【3】位置情報などの許可を求めるポップアップが表示されるので、「Appの使用中は許可」もしくは「OK」などを選んで許可していきます

同じ作業ももう1台のスマホでも行い、同じアカウントでログインします。同じアカウントにログインした端末間でお互いの端末を操作することができます。

【4】①ビデオの起動、②位置情報検索をそれぞれタップし、相手のスマホを操作することができます。たとえばビデオを起動するとカメラをオンにでき、監視カメラ代わりに使えます。③三点ボタンをタップすると、別の操作も可能です

【5】①アラームの再生、②動体検知と音検出の設定の操作も可能です

なお「TrackView – Find My Phone」はiPhoneでもAndroidスマホでも使うことができるアプリです。Androidの場合は「Google Play」からアプリをインストールします。

また無料版のほか、有料版もあります。有料版では相手の現在地だけでなく、ロケーション履歴を確認可能。相手の行動範囲をより詳細に把握したい場合に便利です。

「TeamViewer」でiPhoneを遠隔操作する方法

「TrackView – Find My Phone」と並ぶ、代表的なアプリには「TeamViewer」が挙げられます。「TeamViewer」のiPhone版では、相手のスマホの画面を確認することができます。

カメラをオンにしたりGPSで位置を特定することはできませんが「相手のスマホの表示内容をリアルタイムに見ることができれば十分」という場合に役立ちます。今回はTeamViewerのPC版から、iPhoneを遠隔操作して画面の閲覧を行いました。

まずApp Storeで「TeamViewer QuickSupport」アプリのインストールを行います。PCでも公式サイトからインストールを済ませておきます。

【1】インストールが終わったらスマホでアプリを立ち上げ、「同意して継続」をタップします

【2】説明文を左にスワイプしていき、一番右の画面で「完了」をタップします

【3】画面にIDが表示されます

【4】PC側で「TeamViewer」を立ち上げます。①「リモートコントロール」の下の部分にスマホに表示されたIDを入力し、②「接続」をタップします

【5】iPhone側にポップアップが表示されるので、「許可」をタップします

【6】「送出を開始」をタップします

【7】「ブロードキャストを開始」をタップします

【8】PCでスマホの画面を閲覧できるようになりました

【9】閲覧を止める場合は、①左上の✕ボタンをタップし、②「閉じる」をタップすれば完了です

なお、「TeamViewer」はiPhone、Android、Mac PC、Windows PC、Linux 、Chrome OS、RaspberryPiと幅広く対応しています。基本的な機能は無料で使うことができますが、年58,800円の有料プランも用意されています。有料プランは法人がITサポートなどを目的に使用しているケースが多いです。

ちなみに筆者が確認したところ、PC→スマホ間、スマホ→スマホ間は閲覧のみ可能。スマホ版のTeamViewerからPCを操作する場合は、閲覧だけでなくブラウザのタブを閉じるなど各種操作をすることもできました。

その他のiPhone向けおすすめ遠隔操作アプリ

その他のiPhone向け遠隔操作アプリとして、「Prey Find my Phone Tracker GPS」などもあります。またiOSの標準機能を使いたい場合は「iCloud」「FaceTime」も役立ちます。

iCloud

iCloudの「iPhone(iPad)を探す」機能を活用することで、相手のスマホの現在地を特定できます。Apple純正の機能のため、外部アプリのインストールは必要ありません。

ただし、「iPhone(iPad)を探す」機能を使うには相手のApple IDとパスワードが必要です。相手がApple IDとパスワードを自身に教えてくれるとは限らないでしょう。

そこで重用されるのが、iCloudの「ファミリー共有」機能。「ファミリー共有」は家族間でiCloudのストレージや購入したアプリ、Apple Music、位置情報などを共有し合う機能です。

iCloudのファミリー共有機能を使うと「探す」アプリ経由で、相手のスマホの現在地がマップ上で常時されます

機能をオンにする際は、iPhone の「設定」の「ファミリー共有」からiMessage経由で相手のデバイスに通知を送ります。相手は通知内のリンクからApple IDを入力して認証すれば、使用が開始されます。

GPSの位置情報追跡以外のメリットも大きいのが、最大の特徴。普段はApple Musicを相手と共有して楽しみつつ、必要な時だけデバイスの位置情報をiCloud経由で特定するといったことが可能です。

FaceTime

iPhone(iPad)同士で音声通話・ビデオ電話ができる「FaceTime」を、遠隔地にいる人の監視や高齢者の見守りなどに活用することもできます。iCloud同様、FaceTimeもApple純正アプリのため外部アプリのインストールは不要です。

設定手順は以下の通り。

1.[設定]> [アクセシビリティ] > [通話オーディオルーティング]と遷移する
2. [自動で電話に出る]をオンにしたうえで、電話に応答するまでの時間をお好みで設定する。

なお事前に、異なるiPhone(iPad)2台でそれぞれApple IDを作成しログインしておきましょう。同一のApple ID同士ではFaceTimeでの通話ができないためです。

Prey Find my Phone Tracker GPS

Prey Find my Phone Tracker GPS」は基本的には盗難防止アプリで、「TrackView」と同じように、GPSでスマホの位置を特定、アラームオンの再生、カメラの遠隔起動などが可能です。また、スマホ上でアプリを非表示にすることが可能。遠隔操作する相手にアプリの存在がバレたくない場合に便利です。

iPhoneはもちろん、Androidスマホでも、「Prey Anti Theft: Find My Phone & Mobile Security」という名前でアプリがリリースされています。

無料で基本的な機能を使うことができますが、月5ドルからの有料版もあります。

iPhoneの遠隔操作についてよくある質問

iPhoneの遠隔操作についてよくある疑問をご紹介します。

iPhoneとAndroidやWindowsなど異なるOS間でも遠隔操作は可能?

使用する遠隔操作アプリが、異なるOS間での遠隔操作に対応していれば可能です。なお筆者が検討したところ「TeamViewer」ではiOSとWindows、iOSとAndroid、AndroidとWindowsなど異なるOSでも遠隔操作可能でした。

iPhoneの遠隔操作の防止策はある?

知らないうちに遠隔操作を防ぐには、以下の注意点を守ることが大切です。
・怪しいアプリはインストールしない
・インストールした覚えのないアプリには気を付ける
・他人にiPhoneを操作させない
・パスワードを厳重に管理する
・フリーWi-Fiを使わないようにする

特に身に覚えのないアプリは遠隔操作に使用されている危険性があるため、注意しましょう。

まとめ

iPhoneの遠隔操作でできることや「TrackView – Find My Phone」など主要な遠隔操作アプリをご紹介しました。使用するアプリによっては、たとえば「スマホの表示内容の確認」はできても「カメラの遠隔操作」には対応していないというケースもあります。GPS追跡だけが目的ならば、外部アプリをインストールしなくとも「iCloud」で十分なケースも。遠隔操作を行う際は、用途によって使うアプリを慎重に選びましょう。

※サムネイル画像(Image:goffkein.pro / Shutterstock.com)

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