9月に設置されたばかりのデジタル庁で、早々にレベルの低さを露呈してしまう事態が発生したようだ。やらかしたのは「メールアドレスの外部流出」。そしてその原因が「報道機関向けのメール送信でBCCに入れるべきアドレスを誤ってCCに入れてしまったから」だという。宛先・CC・BCCの間違いは新入社員がやってしまいがちな“あるある”ミスだが、それをデジタルテクノロジーの総本山となるべきデジタル庁がやらかしたのだから笑えない笑い話だ。
デジタル庁、初歩的ミスの誤送信でアドレス流出をやらかす

日頃メールを使っているサラリーマンなら誤送信の怖さはわかるはずだ
デジタル庁は11月24日、「報道機関のメールアドレス約400件を誤って流出させてしまった」ことを明らかにしたという。流出の原因は、同日に発表したデンマーク王国とのデジタル分野における協力覚書の署名式についてのプレスリリースを報道機関にメールで送信する際に、BCCに入れようとしていたアドレスをCCに入れてそのまま送信。メールを受信した報道機関から、他の報道機関のアドレスが丸見えになってしまっていたとしている。
問題発覚後、デジタル庁は改めて同内容のメールを再送しつつ、流出させてしまった事実をメールで伝え先に送っていた“やらかしメール”の削除を求めたという。また、この問題の対策についてもメール内で言及し、「今後は厳重に注意し、再発防止に努めてまいります」と述べている。