iPhoneの充電器が熱いのは故障の前兆? 原因と対処法をわかりやすく解説!

iPhoneを充電している途中で充電器が想像以上に熱くなった経験がある人も多いのではないだろうか。「異常ではないか?」「故障してしまったのか?」と不安に感じる場合は、原因と対処法を知っておくと安心だといえる。本記事では、iPhoneの充電器が熱くなる原因と対処法を紹介するため、参考にしてほしい。

iPhoneの充電器が熱くなった! 放置しても大丈夫?

(Image:moomsabuy / Shutterstock.com)

充電は充電器を通してiPhoneに電気を流す。そのため、発熱や放熱そのものは異常ではない。しかし持てないくらい熱くなる場合は、故障などの異常が起こっている可能性があるため、注意が必要だ。

iPhoneの充電器が熱くなる5つの原因

iPhoneの充電器が熱くなる原因の代表的なものは5つある。それぞれの内容と注意点を確認していこう。

充電器が古い

充電器が古い場合、温度が上がりやすくなる。新しい機種を購入しても、古い充電器を使い続ける人もいるだろう。しかし古すぎるものは劣化が進み、過剰に熱を持つ傾向があるので注意したい。

また、型の古い充電器では、流す電力量が低すぎて充電に時間がかかってしまうこともある。実際に、現在では20Wの充電器に対応しているiPhoneが多いが、古い充電器では電力量が5Wのもある。

充電に時間がかかる場合、充電しながらiPhoneを操作することで、さらに発熱するといった悪循環を引き起こすこともある点は把握しておこう。

ケーブル

ケーブルの断線が原因でiPhoneが熱くなる可能性もある。例えば、ケーブルの被膜ごと破れ、銅線が断線しているケースはわかりやすいだろう。中には、被膜は破れていないのに、中の銅線が断線している場合もある。

とくに無理に引っ張ったり、ケーブルを踏みつけたりすると断線しやすいくなるため、要注意だ。加えて、見た目で破損がなくとも充電時に熱くなるなら、断線の可能性も考えたい。

ケーブルの端子がしっかりデバイスに挿入されているかも確認しよう。中途半端に挿入されている場合、充電器から流れている電気がデバイスまで届かず、行き場をなくし高温になるからだ。

気温

充電器は外気温にも影響を受けやすい。特に気温が高い日に、直射日光の当たる場所で充電すると発熱しやすくなる。iPhoneなどスマホに使われるリチウムイオンバッテリーの使用推奨温度は、0~35℃と言われているので覚えておくと良いだろう。

さらに、暑い場所での充電はiPhoneそのものにダメージを与える恐れがある点にも注意が必要だ。

スマホカバー

iPhone本体が傷つかないために、カバーを使用している人も多いだろう。しかし使うカバーの素材によっては放熱の邪魔をする場合がある。

例えば革でできたカバーは放熱しにくい素材であり、シリコンも同様だ。手帳型はiPhone全体を覆うため熱がこもりやすい。逆にアルミは放熱しやすい。スマホカバーの材質を検討したうえで使用していこう。

アプリ

iPhoneにインストールしているアプリも発熱の原因となりえる。iPhoneを操作していない時でもバックグラウンドで稼働するアプリを入れている場合は、充電中の発熱につながる点は把握しておこう。

また、アプリのアップデートを自動更新設定にしている場合、充電中にアップデートが開始されるケースも想定される。そうなった場合、充電器の温度は高くなる。

iPhoneの充電器が熱くなった場合の対処法

(Image:nodi.jpg / Shutterstock.com)

ここからは、iPhoneの充電器が熱くなる原因をふまえて、対処法をみていこう。

充電器を変える

充電器をいつから使っているのか、電力量はどれくらいかを確認してみよう。古すぎる物であれば劣化していたり、電力量が少なすぎたりする可能性がある。スマホに合わせた新しい充電器に変えよう。

ケーブルを変える

古いケーブルを使っている場合は注意したい。見た目では断線していないように見えても中の銅線が断線していることもあるためだ。ケーブルが原因で充電器が熱くなる場合は、新しいものに変えてみよう。

使用する環境に気をつける

iPhoneを使う環境から変えていこう。特に35℃を超えるような場所での使用は、外気温により本体が熱を持ちやすく、充電器も熱くなるため避けるべきだ。真夏の車内での充電にも注意しよう。

アプリの削除 

iPhoneの容量に余裕がないほど、大量にアプリを入れている場合は削除を検討したい。容量不足であれば、iPhoneが正常に作動しにくくなるためだ。そういった状態でも、iPhoneは正常な動作をしようとするため、より発熱しやすくなってしまう。

そして、バックグラウンドで稼働するアプリも熱をもつ原因となる。そのため、自分のiPhoneを確認し、バックグラウンドで稼働するアプリは削除するか停止するとよいだろう。

iPhoneの修理

上記4つ全ての対策をしても充電器が熱くなりすぎる場合は、本体に原因がある可能性も想定される。ウィルスによる動作不良も可能性としてあるため、販売店やAppleに修理依頼を検討しよう。

iPhoneの充電器が熱くなるのを予防するには?

ここからは、iPhoneの充電器が熱くならないための予防方法を紹介する。

充電中に画面を見続けない(操作しない)

充電器は充電するだけである程度発熱する。充電したままiPhoneを操作すると、iPhone本体に負荷がかかり、さらに高温となっていく。充電中にiPhoneの画面を見続けるのは避けよう。

充電器及びケーブルは最新のものを使う

充電器やケーブルは本体購入と同時に新しいものに変えよう。安価なものもあるが、電力量が少ない場合もあるため、なるべく純正品の使用をおすすめする。

端子やコンセントをしっかり差し込む

充電中の電気の流れを正常にするため、充電時は端子やコンセントをしっかり差し込もう。差し込みが不十分だと、汚れがプラグに付着する可能性がある。そのため、定期的に端子やコンセントがしっかり差し込まれているか確認することが大切だ。

スマホカバーを外す

充電中にiPhoneや充電器が熱を持つと感じた場合はスマホカバーを外すのもいいだろう。先述したように、本体の発熱をスマホカバーが妨げていることもあるからだ。

まとめ

充電中に充電器が熱くなるのは、電気が流れているため普通のことだ。しかし触れないくらい熱くなる場合は異常が起こっている危険が高い。

しかし、適切に充電を行うことはiPhone本体の故障を防ぐことにもつながる。充電器が熱くなりすぎたら原因がどこにあるのかを確認し、5つの対策を実施して改善していこう。

※サムネイル画像(Image:Nor Gal / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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