セールの言葉に踊らされず、冷静に!

不当な二重価格表示は景品表示法で禁止されている
まさかの調査内容に怒りを覚えた人も多いかも知れないが、セール価格に見せかけて安くないという売り方はこれまでも度々行われてきた。たとえば、「当店通常価格1,000円の品を、今回限り半額の500円で」というように、販売価格(500円)と比較対照価格(1,000円)が一緒に表示されているケースはよく見かけるものだ。比較対照価格を販売価格と併記して表示すること自体に問題はないのだが、比較対照価格が事実と異なっていたりすると、販売価格が実際よりも安くなっていると消費者に誤認させるおそれがあるため、問題となってくる。
ネット上では「知りたくなかった現実だ」と驚きを隠せないというユーザーがいる一方で、「知ってた」「でしょうね」という納得の声をあげるユーザーも多数見られた。「日本国内におけるブラックフライデーだって同じだからな」と、今回の調査がイギリスだからと日本人の私たちも油断すべきではないという指摘や、「他サイトの価格チェックは基本だよね」など、ECサイト間で比較すべきという意見も少なくなかった。
とりわけネット通販では、適正価格が分かりづらくなっているようにも感じる。私たち消費者にできることは、「セール」の言葉に飛びつく前に一度冷静になることなのかもしれない。
参考元:ブラックフライデーの安売り製品の90%はブラックフライデー前から安かった【GIGAZINE】