「『iPhone 14 Pro(仮称)』シリーズにUSB-Cが搭載される」そんなニュースが注目を集めている。iPhoneを製造するアップルといえば、世界有数の開発力で様々な独自規格を持っていることは広く知られており、近年のiPhoneも通信・充電用のケーブルはアップル独自のLightningケーブルが採用されてきた。そんなiPhoneで現在、リーク情報により2022年モデルではLightningケーブルを諦め、USB-Cに変更される可能性が浮上しているようなのだ。
今回は、待望の(?)「iPhoneのUSB-C化」のウワサについてお伝えしていきたい。
iPhone 14 ProがLightningケーブルを断念しUSB-Cになる?

iPhoneの充電ケーブルは長らくLightningケーブルだった
今回、iPhone 14 ProのUSB-C化の可能性を報じたのは、アメリカのメディア・iDrop Newsだ。iDrop Newsは複数の匿名の関係者からの情報として、アップルがiPhoneにUSB-Cの導入を検討している理由を「転送速度の問題」「EUによる規制」「環境問題」の3つであると伝えている。
1つ目の「転送速度」は、「iPhone 13 Pro」で高画質かつファイル容量の大きな動画が撮影できるようになり、転送速度の重いUSB 2.0レベルのLightningケーブルではファイル転送に時間がかかりすぎるためUSB-C化が求められているようだ。
2つ目に「EUの規制」も、2021年9月に欧州委員会が「スマートフォン等の電子機器類の充電方法をUSB-Cに統一する」という法案が提出されたことを受けてのものだ。この法案は「Lightningケーブル狙い撃ちだ」とも言われている。
3つ目の「環境問題」は、環境問題にも注力するアップルの経営幹部が「Lightningケーブルを使い続けることは問題が多すぎる」と認識しているとされている。
iPhoneのLightningケーブルはたびたびその存在を疑問視されており、これまでにも「ポートレス化」などの“Lightningケーブル廃止”の噂が飛び交っていた。今回のUSB-C化もその一環なのかもしれない。