マイナンバーカードの健康保険証、実際に病院ではどう使えばいい? 8つの疑問を解決!

政府が推進する「新マイナポイント」制度では、マイナンバーカードの健康保険証登録でも7,000ptが追加され、合計2万ptももらえるが、実際に病院で使うときはどんな感じになるのだろうか? そこで今回は、マイナンバーカードの健康保険証利用で気になる、さまざまな疑問を解決していこう。

マイナンバーカードに健康保険証を登録すると7,500ptをもらえるが……

アナタはマイナンバーカードを持っているだろうか? マイナンバーカードは、まだ国民の約4割しか取得していないこともあり、政府では新たに最大2万ptがもらえる「新マイナポイント」事業を始めることにしている。

新マイナンバーカード事業は、マイナンバーカード新規取得&キャッシュレス決済で最大5,000pt、健康保険証の利用登録と預金口座の紐づけで各7,500ptが付与され、合計2万ptももらえることになりそうだ。新マイナポイントについては→こちらで詳細を解説しているので確認してほしい。

そこでに気になるのが、マイナンバーカードに登録した健康保険証は、実際にどのように使えばいいのかということであろう。そこで今回は、マイナンバーカードの健康保険証利用に関する素朴な疑問を解決していきたいと思う。

(Image:mynumbercard.point.soumu.go.jp)

政府はマイナポイント第2弾を実施することを閣議決定した。これにより、マイナンバーカードの健康保険証の登録を含め、合計で最大2万ptが付与されることになったのだ

(Image:myna.go.jp)

マイナンバーカードに健康保険証を登録するとマイナポイントが7,500ptもらえるが、実際に健康保険証として使うときは何に注意すればいいのだろうか?

【1】マイナンバーカードの健康保険証にはどんなメリットがあるの?

マイナンバーカードに健康保険証を登録している人は、2021年11月21日時点ですでに約598万人もいるそうだが、マイナポイントがもらえること以外に、いったいどんなメリットがあるのだろうか?

マイナンバーカードを健康保険証として使う大きなメリットは、転職したり結婚したり、引っ越して住所が変わったときだ。

これまでは、住所変更の手続きをしている間は健康保険証が使えなくて不便だったが、マイナンバーカードがあれば、その間も健康保険証が使えるのである。

また、マイナンバーカードに健康保険証を登録しておけば、マイナポータルに登録してある薬剤情報や特定医療情報など共有することができる。つまり、いつもと違う病院に行っても本人が同意すれば過去の治療や投薬状況などを確認できるので、より適切な医療を受けられるというわけだ。

ほかにも、マイナポータルには医療費の情報が保存されるため、確定申告で医療費控除を申告するときに、医療費の領収書を整理する必要がなくなるなどのメリットもある。

これまでは、引っ越しにより住所変更手続きしている間は健康保険証が使えなかったが、マイナンバーカードに健康保険証を登録しておけば、その間も健康保険証が使えるのが便利!

【2】どうすれば健康保険証を登録できるの?

基本的には、マイナンバーカードのICカードが読み込めるNFC対応スマホであれば、1~2分の作業で簡単に登録はできる。

もし、NFC対応スマホがない場合でも、セブン銀行ATMで申し込みは可能となっているので、さほど困ることはないだろう。

スマホでマイナンバーカードの保険証利用を申し込む方法は→こちらで詳しく解説している。

マイナンバーカードの健康保険証登録は、NFC対応スマホがあれば簡単だ。マイナポータルから保険証利用登録画面を開いて手続きをすればいい

NFC対応スマホがない人は、セブン銀行ATMでもマイナンバーカードの健康保険証登録が可能となっている

【3】病院や薬局ならどこでも使えるの?

マイナンバーカードの健康保険証利用はすでに実施されているが、政府の目標では“2023年3月末までにほとんどの医療機関や薬局への導入を目指す”ことになっている。

そのため、2021年12月時点でマイナンバーカードの「オンライン資格確認」を導入している病院や薬局は非常に少なく、利用できる場所が限られているのが現状だ。

厚生労働省の公式サイトでは、マイナンバーカードが健康保険証として使えるオンライン資格確認を導入した病院や薬局の一覧を、都道府県別で掲載しているので確認してみよう。

(Image:mhlw.go.jp)

マイナンバーカードが健康保険証として使える病院や薬局には、このようなポスターやステッカーが掲示してあるはずだ

【4】病院や薬局に健康保険証カードは持って行かなくてもいいの?

マイナンバーカードに健康保険証を登録した場合、「オンライン資格確認」が導入されている病院や薬局では、マイナンバーカードを読み込む端末が用意されているので、健康保険証のリアルカードを持って行かなくても大丈夫だ。

ただし、「オンライン資格確認」が導入されていない病院や薬局では、これまでどおりリアルカードの健康保険証の提示が必要になるので注意しよう。

(Image:panasonic.com)

オンライン資格確認が導入されている病院や薬局には、このようなカードリーダーが設置されているので、マイナンバーカードだけあればOK。リアルカードの健康保険証を持っていく必要はない

【5】医療機関や薬局での受付はどうすればいい?

マイナンバーカードの健康保険証利用に対応した病院や薬局に行ったら、まず、受付に置いてあるマイナンバーカードリーダーにマイナンバーカードを置く。

顔認証付きカードリーダーの場合は、カードの顔写真と本人の顔を比較して認証されるが、そうでない場合は4桁の暗証番号を入力することで本人確認を行うことになっている。それでも上手くいかない場合は、窓口職員による目視確認でもOKとなっている。

なお、病院によっては専用端末ではなく、汎用ICカードリーダーを利用することもあり、この場合も4桁の暗証番号入力か窓口職員の目視で本人確認が行われる。

もちろん、これまでの健康保険証(リアルカード)のように、受付職員にマイナンバーカードを預ける必要はない。そのため、他人にマイナンバー(個人番号)を知られることはないのだ。

(Image:panasonic.com)

このような専用端末の場合は、マイナンバーカードを読み込んで顔認証まで自動で処理される。受付の職員にマイナンバーカードを手渡す必要はない

【6】従来の健康保険証は使えなくなるの?

Suicaをスマホに登録すると、リアルカードのSuicaが利用できなくなって不便だが、マイナンバーカードの健康保険証利用ではそのようなことはない。登録したあとも、従来どおりリアルカードの健康保険証も使えるので心配は無用だ。

【7】医療機関・薬局がマイナンバーを取り扱うの?

マイナンバーカードの健康保険証利用では、12桁のマイナンバー(個人番号)ではなく、マイナンバーカードのICチップ内の「利用者証明用電子証明書」を利用することになっている。

もちろん、職員にマイナンバーカードを手渡すこともないため、病院や薬局でマイナンバーを取り扱うことはないのだ。

【8】利用者証明用電子証明書って何?

「利用者証明用電子証明書」とは、マイナンバーカードに記録されている“電子証明書”のことで、Webサイトやコンビニなどのマルチコピー機にログインするときなどに利用されている。

たとえば、スマホでマイナポータルへログインするときや、コンビニのマルチコピー機を使って住民票などの交付をするときなどは、ログインしたのが本人であることを電子証明書で照合しているのだ。

マイナンバーカードがあると、コンビニのマルチコピー機で住民票や印鑑証明書を発行できるが、このときも「利用者証明用電子証明書」が利用されている

●総務省「マイナポイント」(公式)は→こちら
●厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ」(公式)は→こちら
●マイナポータル(公式)は→こちら
●厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関リスト(都道府県別)」(公式)は→こちら

文=藤原博文/編集・ライター

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