地域の特産品や農産物などが販売されている「道の駅」。ドライバーの休憩施設として設置されたものだが、近年では地域に根ざした観光スポットとしてさまざまに進化を遂げ、その数も増え続けている。1993年に初めて道の駅がスタートした時には、全国で103駅だけだった。それが現在、国土交通省によれば、2021年6月11日までに1,193駅が登録されているという。遠方からも多くの人が訪れる、特色ある人気の道の駅も数多い。
そこで、今回はそんな道の駅が数多くあるのはどこの都道府県なのかが分かるランキングを紹介する。ぶっちぎりの1位となったのはどこの都道府県だろうか。
進化し続ける道の駅。旅の楽しみのひとつにも

地域の特産品などが多数並ぶ道の駅。地域の人々の憩いの場にもなっている
インターネットのリサーチ系メディア「ねとらぼ調査隊」は、国土交通省が公開している日本全国の「『道の駅』一覧」をもとに、「道の駅の数が多い都道府県」をランキング形式で発表した。ここではそのランキングの一部を抜粋して紹介していく。(データは2021年6月11日の時点でのもの)
まずは第10位、「秋田県」で33駅。無料で入れるスカイタワーがあったり、温泉施設や花々が美しく咲き誇る温室があったり、特色ある道の駅が数多い。続いて35駅で第5位となった都道府県は5県。「熊本県」、「和歌山県」、「兵庫県」、「福島県」、「岩手県」だ。熊本の雄大な景色が堪能できる「道の駅 阿蘇」や、兵庫の広大な敷地内に遊園地やプール、BBQ施設などを有する「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」など観光地としても人気が高い道の駅の数々。なかでも岩手の「道の駅 高田松原」には、公園内にあの東日本大震災からの復興シンボルとして知られる「奇跡の一本松」があるので、近くを訪れた際には足を運んでみてはいかがだろうか。
第4位は41駅で「新潟県」。第3位は52駅で「長野県」。新潟には広い花畑に木製アスレチックなどが1日楽しむことができる「道の駅 新潟ふるさと村」が、長野には日本一標高の高い道の駅であり、運が良ければ目の前に広がる美しい雲海と朝焼けを拝むことができる「道の駅 美ヶ原高原」など人気の道の駅がある。