YouTubeのスパチャ(投げ銭)機能とは? 仕組みを詳しく解説!

YouTubeにはスーパーチャット(スパチャ)という投げ銭のシステムがあるがどのように使えばいいのだろうか。この記事では、YouTubeの配信者がスーパーチャットを受け取る設定方法や視聴者がスパチャを投げる方法を詳しく解説する。

【YouTube】投げ銭(スパチャ)機能とは

(Image:support.google.com)

YouTubeにはスーパーチャット(スパチャ)という投げ銭機能がある。スパチャとは、YouTubeライブでライブ配信中に視聴者が投げ銭で配信者に寄付できる機能である。投げ銭する金額が多くなれば、チャット欄の上部にコメントや画像を固定できるという機能も使える。

視聴者が配信者に対してスパチャできる金額は1回あたり100円から5万円程度だ。コメントの固定機能は500円の寄付から利用できる。コメントを固定できる時間はスパチャした金額によって2分から1時間までの5段階で変わる。

【YouTube】投げ銭(スパチャ)機能のメリット

YouTubeでのスパチャの機能の利用にはどのようなメリットがあるのだろうか。スパチャのメリットを、配信者側と視聴者側で分けて解説する。

●配信者側のメリット

配信者側のスパチャを利用するメリットとは、リアルタイムでどの視聴者が応援してくれているのか分かるという点である。多額のスパチャをしてくれる視聴者はコメントが上位に固定されるので、たくさん応援してくれる視聴者とのコミュニケーションが取りやすくなるというメリットがある。

●視聴者側のメリット

スパチャ機能には視聴者側としてもメリットがある。視聴者側のメリットとは、配信者に対して経済的に直接応援できるという点である。目に見えるお金の金額の大きさという形で直接応援できるのは、ライブ配信の投げ銭機能の大きなメリットである。スパチャの場合には、多額のスパチャをするとコメントが上位に表示されるので、直接お礼を言われることもある。

【YouTube】配信者が投げ銭(スパチャ)を受け取る条件は?

配信者がスパチャを受け取れるようにするためには、YouTube側が設定した収益化の条件をいくつかクリアしなければいけない。YouTube側がスパチャや広告から配信者が収益を受け取ることができるようにするための条件とは次の条件を全て満たしていることである。

条件1:18歳以上
条件2: 収益化ポリシーの準拠
条件3:YouTubeパートナープログラムの利用が可能な国や地域からの利用
条件4:公開動画の総再生時間が直近12ヶ月で4,000時間以上
条件5:チャンネル登録者数1,000人以上

国や地域についての条件は、日本はYouTubeパートナープログラムが利用できる国なので、国内からの利用であれば問題はない。ポリシーの準拠もYouTubeのルールを守った配信を行えば大丈夫だ。

スパチャで収益を得たいと考えたときに、ハードルが高い条件は総再生時間とチャンネル登録者数だろう。YouTubeとしてはしっかりとした内容のあるチャンネルだけに収益化の権利を与えたい。この条件をまだ満たしていないチャンネルは、まずは条件をクリアすることから考えよう。

【YouTube】配信者が投げ銭(スパチャ)を受け取る方法

YouTubeの配信者がライブ配信をすれば誰でスパチャを受け取れるわけではない。配信者がスーパーチャットで投げ銭を受け取るためには、事前にいくつかの設定が必要である。ここからは、配信者がスパチャで視聴者からの投げ銭を受け取れるように設定する方法について解説する。

配信者がスーパーチャットを受け取るためには、YouTubeではまずはライブ配信を行うためのライブストリーミング配信の設定を行い、次にスパチャを受け取るように設定する必要がある。それぞれの設定方法について詳しく見ていこう。

【手順①】ライブストリーミング配信の設定をする

YouTubeのスーパーチャットはライブ配信を行うときだけ受け取ることができる投げ銭である。配信者としてスパチャを受け取るのなら、まずはYouTubeでライブ配信を行うためのライブストリーミング配信の設定が必要である。

ライブストリーミング配信の設定方法は次の手順で行う。まずはPCのブラウザでYouTubeを開いておこう。

画面右上のアカウントアイコンをクリックする。表示されたメニューの中から「設定」をクリックする

「チャンネルのステータスと機能」をクリックする

YouTubeでライブストリーミング配信の設定が行われていない場合には、開いた画面に「ライブストリーミング配信を有効にする」のボタンが表示される。このボタンをクリックするとライブストリーミング配信の申請ができる。

YouTubeチャンネルを運営しているGoogleアカウントの電話番号認証がまだ行われていない場合には、アカウントの電話番号認証が必要になる。SMSを受信できる携帯電話番号で電話番号認証を行う。

ライブストリーミング配信の申請の許可には24時間程度かかる。翌日以降にライブストリーミング配信ができるようになっていれば、ライブストリーミング配信に「有効」と表示される。

ライブストリーミング配信の申請が通れば「チャンネルのステータスと機能」の「機能の利用資格」に「有効」と表示される

【手順②】スパチャの受け取り設定をする

次に、YouTubeの配信者がスパチャの投げ銭を受け取れるように設定していこう。スパチャを受け取れる条件を満たしていたら、YouTube Studioへログインして、左ペインの「収益受け取り」をクリックする。

画面の上部に「Supers」とあるので「使ってみる」をクリックする。するとスパチャの設定に入ので画面上の指示に従って設定していく。全ての設定が完了して「Super Chatは有効になっています」と表示されたら、スパチャの受取設定は完了だ。これで、YouTubeでのライブ配信でスパチャでの投げ銭を受け取れるようになった。

スパチャはこちらの画面からいつでも無効化できるので、必要に応じて有効にしたり無効にしたりしよう。

【YouTube】配信者が投げ銭(スパチャ)を受け取る時の注意点

配信者がスパチャを受け取るときにはいくつかの注意点がある。配信者が気をつけた方がいい注意点について見ていこう。

●スパチャは全額受け取れない

1つ目の注意点とは、スパチャには手数料がかかるという点である。視聴者が投げてくれた金額がすべて手元に入ってくるわけではない。YouTubeを運営しているGoogleに一定の割合の手数料が、iPhoneやiPadからAppストア経由で支払いをした場合には、Apple社へ支払う手数料も引かれる。具体的な還元率は後述するが、一定の手数料が引かれた金額が振り込まれる点は注意点として理解しておこう。

●スパチャなどの収益の受取は8,000円から可能

2つ目の注意点とは、収益が少額だと振り込んでもらえない点だ。YouTubeチャンネルを運営することで得られる広告料とスパチャの収益は、合計金額が8,000円にならないと受け取ることができない。少額では振り込まれない点に注意しよう。

●振り込みはGoogle AdSense経由

3つ目の注意点は振り込みはGoogle AdSense経由になるという点である。スパチャでの収益はGoogleの広告配信サービスのGoogle AdSense経由で支払われる。振り込んでもらうためにはGoogle AdSenseの設定も必要になる点に注意しよう。

●投げ銭してもらうためのマナーも大切に

4つ目の注意点は、スパチャを受け取るためには配信者としてのマナーも大切だということである。スパチャを配信中に強要するようなことは絶対にしてはいけない。スパチャをYouTubeで設定すれば、視聴者は必ず投げてくれるというわけではなく、気持ちよくスパチャしてもらうためのマナーや、配信の工夫も大切にしよう。

【YouTube】視聴者が投げ銭(スパチャ)を送る方法

視聴者としてお気に入りのYouTubeでのライブ配信にスパチャ(投げ銭)を送る方法についても見ておこう。スパチャを送りたいライブ配信をYouTubeで開いておく。

YouTubeのスパチャは動画のチャット欄から送ることができる。配信ページのチャット欄を表示しておこう。

チャットのメッセージ書き込み欄に「¥」か「$」のマークがあるのでクリックする

「Super Chat」をクリックする。画像をおくるときには「Super Sticker」をクリックする

テキスト入力欄にチャット欄に表示したいメッセージを入力する。金額の下のゲージを左右にスライドして投げ銭の金額を決める。最後に「送信して購入」をクリックする

次の画面で購入手続きを行う。支払い方法を選択して支払いを行おう。

【YouTube】視聴者が投げ銭(スパチャ)を送る時の注意点

視聴者がスパチャ(投げ銭)を送る時にも、いくつか注意しなければいけない点がある。視聴者がスパチャを送るときの注意点とはどのようなものがあるのか詳しく見ていこう。

●キャンセルや返金は不可能

注意点の1つ目は、スパチャは取り消し不可能だという点だ。間違えて違うチャンネルに対してスパチャをしてしまった時や、予定していた金額よりも多い金額をスパチャしてしまったときなど、スパチャの相手や金額を間違えてしまっても、キャンセルや返金は受け付けてもらえないので注意しよう。

●コメントの固定中にライブ配信が終了してしまうことがある

2つ目の注意点はコメントの固定時間を全て消化できないことがある点だ。スパチャの金額を多めにして、コメントを上位に固定しても、固定中にライブ配信が終了してしまうことがある。その場合には、コメントの固定の残り時間を次の配信に持ち越すといったことはできない。このようなことがないようにコメント固定はできるだけライブ配信の最初の方で行うようにしよう。

●配信者がスパチャを有効にしていないときには投げ銭できない

3つ目の注意点はスパチャが有効になっている配信しかスパチャを送れないという点だ。視聴者がスパチャを送りたいと思っても、配信者がスパチャを無効にしている場合には、スパチャを送れないこともあるので注意しよう。

【YouTube】投げ銭(スパチャ)の還元率は?

配信者としてはスパチャで視聴者が投げてくれた金額のうちどのくらいが手元に入るのか、視聴者としては自分が投げた金額がどのくらいの還元率で配信者を応援することになるのか、配信者としても視聴者としても、スパチャの還元率が気になるところである。

スパチャの還元率は、スパチャをする視聴者のデバイスによって10%以上変わる。iPhoneやiPadからApple社のAppストア経由支払いでスパチャをしたときの還元率は50%から60%程度である。それ以外のPCやAndroid端末からスパチャをしたときの還元率は70%程度である。

スパチャをするとYouTubeを運営するGoogleが30%程度の手数料を差し引くので、配信者への基本的な還元率は70%程度である。さらにiPhoneやiPadのAppストア経由での支払いでは10%から20%程度の手数料がApple社に差し引かれるので、さらに還元率は低くなる。

配信者として、視聴者がどのデバイスから視聴するのかはコントロールできないので、還元率について何もできることはない。

視聴者としては、同じ金額でより高い還元率で配信者を応援したいと思ったら、Appストア経由でのスパチャでない方がいいだろう。普段はiPhoneやiPadを使っていても、PCを持っていたら、PCのブラウザからYouTube Liveにアクセスしてスパチャをすると、より高い還元率で応援できる。

※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com

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