写真撮影や受け取りはオフライン……メリットある?

一日に何度も行われる講習。スタッフの負担削減、という目的もあるのだろうか
落とし穴というのが、実は講習をオンラインで受けた後、書類の記入や写真撮影、更新手数料の支払い、新しい免許証の交付は運転免許センターや運転免許試験場、警察署で行うというのだ。つまりオンラインでできるのは、講習の受講のみ。確かに待ち時間などの時間短縮にはなるだろうが、ちょっとちぐはぐに思える内容に批判が殺到している。
ネット上には「どのみち警察署か免許センターに行かなければならないのなら 一回で全てを済ませたい」「メリットないな……」といった意見が続々。現状であれば、講習を受けている間に新たな免許証ができあがるため、1日ですべての行程が完了する。オンライン受講になることで、更新のための時間を複数に分けてつくらなければならないため、かえって逆効果になる場合もありそうだ。
中には「マイナンバーカードと免許証を無理矢理紐付けしただけ感すごくて笑える。結局試験場行かないとダメじゃん!」と、マイナンバーカード普及という国の思惑を推察する声や、「オンラインで講習って大丈夫なの?」と安全運転に対する意識が薄れないか心配だというユーザーも見られた。
時間短縮目的というよりも、前述のような、すべてを一度に済ませる時間が取れなかったり小さな子どもを抱えて講習に出なければいけなかったりと、施設に出向きづらい人に向けての施策と考えたほうがよさそうだ。
参照元:ゴールド免許なら講習はオンラインでOKに 4道府県で22年2月から ただし交付はオフライン【ITmedia NEWS】