Android 12にアップデートしたらすぐ使える新機能11選まとめ

2021年10月にリリースされた最新OS「Android 12」。現状ではGoogle Pixelなどの一部スマホでしか利用できないが、最近発売されたスマホなら、今後Android 12にアップデートできる場合もある。そこで今回は、Android 12にアップデートしたらすぐに使って見たい11の新機能を紹介しよう。

(Image:blog.google)

最新OS「Android 12」が登場! 気になる新機能は?

2021年10月20日、Googleが最新OS「Android 12」をリリースした。これはGoogle公式スマホ「Pixel 6」の発売に合わせてリリースされたもので、「Material You」と呼ばれるコンセプトのUI(ユーザー・インターフェイス)デザインが大きく変更されているのが特徴だ。

もちろん、これまでになかった新機能も多数追加されているので、気になっている人も多いだろう。

今すぐにAndroid 12を試せるのは「Google Pixel 」シリーズで、「3」以降ならアップデート可能となっている。「設定」から「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」→「アップデートを確認」でAndroid 12にアップデートしよう。

残念ながら、現状でAndroid 12にアップデートできることが判明している機種は、Android OnePlus、Samsung Galaxy S10、Oppo Reno5 A、AQUOS sense4/sense5G、Xperia 10 II/10 III/5 II/5 IIIといった最新端末のみ。

2021年12月11日現在では、ドコモと楽天モバイルがAndroid 12へのアップデート対応情報を公表しているので、自分のスマホが対応しているか確認してみよう。

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2018年10月10日発売のGoogle Pixel 3でも最新OS「Android 12」にアップデートすることができる

【1】デザイン言語「Material You」でUIが大幅に進化した!

Android 12でまず注目したいのが、UI(ユーザー・インターフェイス)のデザインが大幅に変更されていること。

とくに新たなデザイン言語「Material You」を導入したことで、システムの色や光、動きなども大幅に見直されている。

また、「Material You」の導入に合わせて、タップ、スワイプ、スクロールなどの操作が新しいアニメーションになっていることにも注目。

このアニメーションは流れるように動くだけでなく、パフォーマンスやレスポンス、バッテリー効率などが、従来のものよりかなり向上しているという。

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Android 12ではUIのデザインが一新されている。ウィジェットやボタンは角丸の新しいデザインになっているのに注目!

【2】新UIを象徴するアナログ時計に秘密が!

Android 12では新UIを象徴する「アナログ時計」が表示できるようになっているが、ここにはある秘密が隠されているのをご存じだろうか?

Android OSでは、毎回秘密のイースターエッグが隠されており、それを楽しみにしている人も多いが、今回はこのアナログ時計に仕込まれている。

設定から「デバイス情報」を開き、「Androidバージョン」を3回タップすると、アナログ時計が表示されるので、この時計の針を動かして12時にすると、12と書かれた大きな丸と、周囲に数多くのバブルが表示されるのだ。是非、お試しあれ!

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写真はAndroid12のUIを象徴するアナログ時計。実は、Android 12のイースターエッグはアナログ時計に仕込まれているのだ。どんな画面が表示されるかは自分で確認しよう

【3】クイック設定パネルがより使いやすくなった!

Android 12の新UIではクイック設定パネルも大きく変わっている。

クイック設定パネルは、トップ画面から下にスワイプして表示可能。壁紙に合わせて、機内モードやダークテーマなどのボタン、画面の明るさ調整スライダーの色が変化する。

また、表示されるアイコンでは、Wi-Fiとデータ通信が「インターネット」に統一されて、ネット接続の切替がスムーズになっているほか、Google Pay(G Play)などが追加されているので確認してみよう。

ちなみに、指2本で画面を下にスワイプすると、クイック設定パネルを全画面表示することができる。全画面表示では、もっと多くのショートカットやメディアプレイヤーのコントローラーが表示されるぞ。

(Image:blog.google)

クイック設定パネルも角丸デザインに変更されており、壁紙に合わせて色も変化するようになっている

【4】一気に全画面スクショが撮れるようになった!

Android 12では「スクリーンショット」も大きく変わっている。それは「全画面スクリーンショット」ができるようになったこと。

これまでは、Webサイトを全画面保存するには何回もスクショを取らないといけなかったが、Android 12なら、電源ボタン+音量下の同時押しによる1回のスクショでOKになる。

スクショを取ったあと、画面左下に表示された「キャプチャー範囲を拡大」をタップすると、保存したい範囲を指定できるのだ。

(Image:android.com)

まず、普通にスクショを撮り、画面左下に表示された「キャプチャー範囲を拡大」をタップすると(左写真)、スクショの保存範囲を指定することができる(右写真)

【5】“おおよそ”の位置情報に対応するようになった!

スマホはGPSによる位置情報を正確に測定できるのが便利だが、アプリによっては正確な位置情報を提供したくない場合もあるだろう。

そこでAndroid 12では、「おおよその位置情報」も選択できるようになった。たとえば、新規でインストールするアプリが位置情報の許可を求めたとき、「正確」か「おおよそ」のどちらを選択できる。

もちろん、すでに使用しているアプリの設定も「プライバシー」→「許可マネージャー」→「位置情報」で変更することができるぞ。

(Image:android.com)

アプリが位置情報の許可を求めたとき、「正確」か「おおよそ」のどちらを選択できる

【6】マイクとカメラの盗撮・盗聴を防止できる!

Android 12では、ステータスバーに新しいインジケーターが表示されるようになった。スマホのアプリでカメラやマイクを使用していると、インジケーターですぐに確認できる。

もし、カメラやマイクを使うアプリを使用していないのに、画面右上に緑色のインジケーターが表示されれば、悪意のあるアプリが盗撮や盗聴をしているかもしれない……。

また、表示されいるカメラとマイクのアイコンをタップすれば、どのアプリが使用しているか確認できるし、カメラとマイクの利用をブロックすることも可能となっている。

(Image:android.com)

Android 12では、不正アプリによるカメラやマイクを使った盗撮や盗聴を防ぐことができる機能が加わった

【7】片手でも操作がしやくすくなった!

Android 12の「片手モード」は、特定のジェスチャー操作やメニューなどを、片手で変更しやすくする機能だ。

この片手モードは、設定から「システム」→「ジェスチャー」→「片手モード」で利用できるようになる。

また、Android 12では、これまでゴチャゴチャしていた設定画面がシンプルに1行で表示されており、片手でも設定が変更しやすくなっている。

(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)

Android 12では片手モードを利用できるので、手の小さな女性でもスマホを片手で操作しやすくなっている

【8】省エネでバッテリーの劣化を防止する機能がある!

Android 12は省エネでバッテリーにも優しい機能を備えている。通常の使用でも電力効率を向上させており、バッテリーが長持ちするようになっている。

とくに、Android 12のGoogle Pixelシリーズではバッテリーの劣化を防止する「アダプティブ充電」に注目してほしい。

アダプティブ充電では、急速充電ではなく夜間にゆっくりと充電することで、バッテリーへの負荷を軽減することができるのだ。

ただし、アダプティブ充電を利用するには、21時~4時までの夜間アラームの設定が必須となる。

最近は夜間に急速充電を行わずに、バッテリーの劣化を防ぐ機能が搭載されているスマホも多いが、Android 12のGoogle Pixelシリーズも「アダプティブ充電」が利用可能だ

【9】Google Chromeのマルチウインドウに対応している!

Google Chromeのモバイル版アプリでは、すでに2つのタブを同時に開くことができようになっているが、Android 12ではマルチウインドウに対応しているので、同時に5つのウインドウを開くことが可能になった。

【10】ゲームのパフォーマンスを上げる「ゲーミングモード」がある!

Android 12では、新たに「ゲーミングモード」を搭載している。これは、ゲーム中のパフォーマンスを向上させるため、システムやハードウェアの設定を変更するもので、たとえば、お休みモードと同じように通知がブロックされるのだ。

ゲーミングモードは設定から「通知」→「お休みモードとスケジュール」→「ゲーミング」で有効にできる。

【11】画面を限界まで暗くする「さらに輝度を下げる」が使える!

寝る前に暗い部屋でスマホ画面を見ていると、明るさを最低にしても眩しいときがある。

そんなとき、Android 12 Pixelなら「さらに輝度を下げる」機能を利用できる。これは通常の画面の明るさ調整の最低よりも、さらに画面を暗くすることができる機能。

「さらに輝度を下げる」機能は、設定の「ユーザー補助」→「さらに輝度を下げる」をオンにすればOK。このボタンをステータスバーに配置しておけば、いつでもワンタップで利用できるようになるので、非常に便利だぞ。

参考元:Android 12の新機能・変更点まとめ【携帯総合研究所】
参考元:Android 12にアップデートすると使える新機能12選【lifehacker】

●Android 12(公式)は→こちら

※サムネイル画像(Image:sdx15 / Shutterstock.com

文=小沢陽子/編集・ライター

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