iPhoneでは項目ごとにストレージ使用量をチェックできますが、そのなかに「その他」という項目があります。「その他」はサイズが大きいにも関わらず丸ごと削除はできませんが、データの削減自体は可能です。本記事ではiPhoneストレージの「その他」のデータを削除し、ストレージ容量を確保する手順を画像付きで解説します。
iPhoneストレージの「その他」とは
iPhoneストレージの「その他」が表わしているのは、削除できないログやキャッシュ、Siriの音声データ・辞書データ・フォント・Spotlightのインデックスなどです。
iPhoneストレージの内訳を確認する方法
なお「その他」を含む、iPhoneストレージの内訳は以下の方法で確認できます。まず設定アプリを開きましょう。
多すぎる「その他」を削除する方法はある?
前述したとおり「その他」は基本的にユーザーが削除するものではなく、「その他」を丸ごと削除することはできません。しかしあまりにも容量を圧迫するときは、以下の方法で「データの削減」はできます。
・iPhoneアプリ内に溜まっているデータやキャッシュ類を削除する
・iPhoneを再起動する
・iPhoneを初期化する
iPhoneを再起動する手順と「その他」ストレージへの影響
iPhoneの再起動時は多くのキャッシュが自動的に削除されるため、「その他」の容量を減らせる可能性があります。
iPhone内のデータを削除/減らしてストレージ容量を確保する手順
Safariや各種アプリのキャッシュ削除は、iPhoneストレージの「その他」を減らすのに有効。ストレージ容量を確保することが可能です。
また不要な写真や画像を整理することでも、ストレージ容量自体に余裕を持たせることも可能です。ストレージ容量を確保する方法を、それぞれ画像付きで解説します。
Safariのキャッシュを削除する方法
SafariではWebサイトの履歴やサイトデータが保存されますが、これはストレージ「その他」のサイズが大きくなる主要原因です。下記の手順でSafariのキャッシュを削除し、ストレージ容量を確保しましょう。
なおChromeを使用している場合は、Chromeアプリを開いて画面下部の「・・・」アイコンをタップします。「履歴」を選択して→「閲覧履歴データを削除」をタップするとキャッシュを削除可能です。
LINEのキャッシュを削除する方法
LINEアプリにはトーク関連のキャッシュが保存されます。LINEの使用頻度が高いほどキャッシュも増えるので、下記の手順でキャッシュを削除してみましょう。
不要なメール/SMSを削除する方法
iPhone標準搭載の「メッセージ」アプリは、LINEなどが主流となった現在ではほとんど使わないでしょう。しかしメルマガや迷惑メールなどが容量を圧迫することがあります。
不要なアプリを削除する方法
使用頻度が低いアプリを削除すると、キャッシュやログなども削除されるのでストレージ容量を確保できます。
過去の写真/画像を圧縮する方法
過去の写真/画像はGoogleフォトやDropboxなどにできるだけ移すか、削除するとストレージ容量を確保可能です。一方で端末内で画像を保存したい場合は、サイズを圧縮するとストレージ使用量が大幅に減らせます。
圧縮するときは「画像圧縮」がおすすめです。下記の手順で写真や画像を一括圧縮しましょう。
「非使用のAppを取り除く」を有効にする方法
「非使用のAppを取り除く」を有効にすると、アプリのキャッシュやデータをiPhoneに残したまま、サイズが大きいアプリを自動的に削除してくれます。ストレージ容量を大量に確保できる可能性があるので、下記の手順を試してみましょう。
なお自動・手動で取り除いたアプリは、再インストールすれば以前のデータを使って利用できるようになります。
iPhoneを初期化する手順と「その他」ストレージへの影響
端末を初期化すると「その他」を大幅に減らせる可能性があります。ただし事前にバックアップを取らないと、初期化前に保存されていたデータが消えるので要注意。まずは設定アプリを開き、「iCloud」でバックアップを取っておきましょう。
また「設定」→「一般」に進み、下記の手順で操作するとiPhone端末を初期化できます。
まとめ
iPhoneストレージの「その他」を減らしたいときは、アプリのキャッシュ削除や写真・画像の圧縮が効果的です。また不要なアプリの削除や、使用頻度が低いアプリを取り除くことでも、その他のサイズを大幅に減らせる可能性があります。iPhoneの電源を切らずに使い続けている場合は、一度再起動してみるのもいいでしょう。
※サムネイル画像(Image:FellowNeko / Shutterstock.com)