日本のトラック物流に危機が迫っている? ディーゼルエンジンに欠かせない「アドブルー」不足ってなんだ?

「物流は経済の血流」とも呼ばれるほど、物流というものは国内の経済を回すうえで無くてはならない存在だ。市民の日常生活においても、スーパーやコンビニなどに生活必需品が送られてくることで私たちの手に届くのだ。しかし現在、物流の根幹を担うトラックなどが動かなくなる可能性がある、と指摘され大きな問題となっている。

今回は、トラックを動かすために欠かせない「尿素水(アドブルー)」の不足問題や、物流以外にも影響を及ぼしかねないことについてお伝えしていきたい。

ディーゼルトラックの必需品「アドブルー」が足りずトラック運転不能!?

一般の人は中々お目にかかれないランプ。烏山自動車学校(@KarasuyamaDS)さんののツイート(画像はTwitterの投稿画像から引用)

アドブルーとは、一部のディーゼルエンジン車に搭載されている「尿素SCRシステム」で使用する高品位尿素水のことで、排気ガスに含まれる有害な窒素酸化物と化学反応を起こして影響を軽減するシステムに無くてはならないものだ。先述したトラックをはじめ、バスやトラクター、さらには消防車や除雪車など直接的に人々の生活を守る車両もアドブルーを使用しているという。

しかしここ最近、韓国でのアドブルー不足騒動を皮切りに、その影響が世界に伝播し日本でも品薄になってきている。車内のアドブルーの残量はシステムで管理されており、アドブルーが空になるとエンジンの再始動ができなくなるという非常に厄介な仕組みなのだ。ツイッター上では多くの物流関係者などがアドブルーの調達に頭を悩ませている現状を伝えており、アドブルー不足の影響範囲が小規模で収まっていない様子が伺える。

万が一、アドブルー不足によって物流業界が止まってしまったら、全国のスーパー・コンビニに商品が届かなくなってしまう。さらには、消防車のような緊急車両まで動かなくなってしまえば、救える命すら救えなくなることだって否定できない。市民の生活を安定させるためにもこの問題は早々に解決していただきたいと思ってしまうのは自然なことだろう。

また業界が品薄にあえぐ一方で、「品薄」と聞けばどんなジャンルの商品にも飛びついてくるのが“転売ヤー”だ。今回もフリマアプリやネットオークションでアドブルーの転売が横行しているようで、ツイッター上でも多くのユーザーがアドブルーの写真がずらりと並んだ転売状況をアップしていた。

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