【2021年】年収が高い業種ランキング、第3位「医薬品メーカー」、第2位「たばこメーカー」、不動の第1位は?

世の中にはさまざまな業種があるが、就職や転職を考えるにあたり、どういった業種の収入が良いのか気になる人も多いだろう。そこで今回は転職サービス「doda」が発表した「2021年版 平均年収ランキング」から、全96種の業種における平均年収をランキング形式で紹介する。果たしてどの業種が最も年収が高いのだろうか。また近年のランキングの動向から現在の日本経済のどのような姿が見えてくるのか、ランキングとともに考えていきたい。

業種別平均年収トップ10! 最も年収が上がったのはあの業界

年収だけで転職先を選ぶのは危険だが、給料アップはモチベーションのひとつにもなる

転職サービス「doda」が発表した「2021年版 平均年収ランキング」は、2020年9月から2021年8月までに同サイトに登録した正社員、約45万人のデータをもとに作られたもの。ここではその一部を抜粋し、業種別のランキングトップ10を紹介していく。

第10位は「家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー」で平均年収は524万円。第9位は「トイレタリー」で524万円、第8位は「診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー」で531万円。第7位は「信託銀行」で545万円、第6位は「医療機器メーカー」で554万円。メーカーにメディカル、金融の3業種がランクインした。

続いて第5位は「財務/会計アドバイザリー(FAS)」で555万円。第4位は「証券会社」で558万円となった。証券会社は2020年の同ランキングでは531万で8位だったので、今年は27万上がり、4ランクアップしたことが分かる。

ちなみに、今回の調査で最も前年よりも大きく年収が上がった業種は、「ゲーム/アミューズメント機器メーカー」。433万から57万上がり490万、39位から17位へと大きく上昇している。コロナ禍の巣ごもり需要で好調だったことが反映されたようだ。

3位「医薬品メーカー」、2位「たばこ」、1位は?

国税庁によると2020年の日本人の平均給与は433万円で下がり続けている

第3位は「医薬品メーカー」で628万円。コロナ禍であってもそれほど影響を受けなさそうな業界ではあるが、それでも前年調査と比べると年収は1万円減っている。受診控えがあったことなども影響しているのだろう。

第2位は「たばこ」で652万円。こちらは前年に比べ11万円上がっている。「ウィンストン」や「キャメル」「メビウス」といった海外たばこの売れ行きが好調であったことが年収上昇の理由のひとつだそうだ。

そして、第1位となったのは、「投資/投資顧問」で662万円。前年より11万円ダウンしたものの、首位をキープする結果となった。トップ20まで目を向けると金融、メディカル、メーカー、サービスの4業種が独占しているのだが、やはり金融やメディカルは安定して高い傾向にあるようだ。

だが全体の平均年収は、前年よりも6万円減り403万円となり、やはり新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年であった。今回の調査結果にネット上からは「ひと昔前に比べたらずいぶん平均値が下がったのではないかな? 平均600万円台が日本のトップクラスだなんて、この国は明らかに衰退しているよ」「全体が貧しくなったね」「一体何年前の相場だ。日本の闇がこんなにも深いんだね」などとGDPも20年間ほぼ横ばいで数年後には韓国や台湾に抜かれると言われている日本の現状を悲観する声が多数上がっている。

来年の同ランキングでは、ひとつでも多くの業種で収入が上がり、日本全体の平均年収を押し上げてくれることに期待したい。

出典元:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】【doda】
参照元:「年収が高い業種」ランキングTOP10! 1位は「投信/投資顧問(662万円)」【2021年版】【ねとらぼ調査隊】

オトナライフ編集部
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