メルカリで専用出品を「横取りされた」 ときの対処法|出品者・購入者別の対応方法

メルカリを見ていると、画像やタイトルに「〇〇様専用」と書かれた商品を見かけることがあります。

メルカリで専用出品を「横取りされた」 際の対処法 – 出品者・購入者別の対応方法1

こうした商品はいわゆる「専用商品」「取り置き商品」などと呼ばれ、基本的には名指しされたユーザーのみが購入するシステム。メルカリ独自のローカルルールとして根づいています

こうした専用商品をほかのユーザーが購入することを「横取り」と呼びますが、メルカリは「出品者は、商品を最初に購入した会員と取引を行う」仕組み。そのため「横取り」は規約違反でもなく、横取りされた場合は出品者、購入予定者ともに諦めるしかありません。

ただし出品者・購入者が相互に同意していれば、横取りされた取引自体をキャンセルできるケースもあります。

この記事では、「横取り」が発生した場合の対処法や、注意点を「出品者」「購入者」別に解説します。

メルカリの専用出品の「横取り」とは

メルカリで特定の対象者のためだけに「値引き」や「専用出品」を行うことがあります。しかし、この専用出品を他の人が前置きなくいきなり購入することも。こうした行為が「横取り」に該当します。

メルカリの専用出品の「横取り」とは1

たとえば出品者・購入者間で値下げ交渉が完了して「専用出品に切り替えた上で購入しようとした」ときに、他の人が割り込んで購入してしまうのが「横取り」のよくある事例です

そもそも横取りは「規約違反」ではない

先述したように、そもそも「横取り」はメルカリの規約に違反する行為ではありません。

メルカリガイドでは、この専用出品を「独自ルール」と呼び、あくまで「メルカリは、最初に購入手続きをした方と取引を進めていただくルール」と強調しています。

さらにこの「独自ルール」に基づいて取引をしないことは迷惑行為に該当するともしています。

【出品者側】メルカリで専用出品を横取りされた際の対応方法

メルカリで専用出品を横取りされてしまったとき、出品者側は適切な方法で対応する必要があります。その手順や注意点について、下記3つの観点から解説します。

・横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う
・横取りした購入者へ発送する
・キャンセル可能か事務局に問い合わせ

【対処法1】横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う

専用出品を「横取り」で他の人に購入され、該当の取引を継続したくない場合は下記の手順で「キャンセル申請」を行いましょう。出品者と購入者の間で合意が取れた場合は、キャンセルが可能なケースもあります。なお今回は事前にDMで、専用出品を「購入者が誤って購入した」をキャンセル理由とし取引中断することに同意が取れた場合を想定して解説しています。

【対処法1】横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う1

【1】「取引画面」で購入者に「専用出品」であることを丁寧に伝えて、キャンセルへの同意を得ます【2】取引画面の一番下にある「この取引をキャンセルする」をタップします

【対処法1】横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う2

【3】「申請する」をタップします【4】今回はキャンセル理由に「購入者が誤って購入した」を選択しています。※なおキャンセル理由に「購入者が誤って購入した」を選ぶことを望まない購入者の方も中にはいます

【対処法1】横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う3

【5】①「理由の詳細」に、購入者への説明と同等の内容を入力します。②2つのチェックボックスをタップします。③「キャンセルを申請する」をタップします【6】「はい」をタップします

【対処法1】横取りした購入者に「キャンセル申請」を行う4

【7】キャンセル申請の完了画面が表示されるため、「とじる」をタップします【8】購入者にキャンセル申請が届き、購入者が「同意する」をタップすればキャンセル手続きが完了します

なお、キャンセル申請から24時間以内に購入者が返答しなかった場合は、自動的に取引がキャンセルされます。

キャンセル申請については以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

【対処法2】横取りした購入者へ発送する

前述の通り、「横取り」という行為はメルカリの規約から見れば違反ではなく、最初の購入者が正当な購入者となります。

そのため、たとえ専用商品だとしても、購入者へ商品を発送するのが、一番トラブルなく解決する方法。元の購入予定者には謝りましょう。

【対処法3】キャンセル可能か事務局に問い合わせ

どうしても購入予定者にだけ買ってもらわないと困る場合、メルカリの事務局に問い合わせるのもひとつの手。しかし、繰り返すようですが「専用商品」はメルカリの規約では認められていないため、自分にとって有利に物事が運ぶ可能性の方が低いでしょう。

【購入者側】メルカリで専用出品を横取りされた際の対応方法

メルカリは「出品者は、商品を最初に購入した会員と取引を行う」仕組みです。よって他の人に横取りされたとしても、基本的には諦めるしかありません。

出品者を「フォロー」して再出品を待つのもひとつの手

ただし出品者が同じ商品を複数持っていて、後で同じ商品が再度出品されるということもあります。そのため、下記の方法でとりあえず出品者を「フォロー」して、再出品を待つのもひとつの手です。

出品者を「フォロー」して再出品を待つのもひとつの手1

【1】横取りされた商品画面をスクロールして、出品者名をタップします

出品者を「フォロー」して再出品を待つのもひとつの手2

【2】「フォロー」ボタンをタップします【3】フォローに成功すると「フォロー中」という表示に変わります

メルカリで専用出品の「横取り」が発生した際の注意点

メルカリで専用出品の「横取り」が発生した際には、出品者と購入者の双方に注意点があります。ここでは、出品者と購入者別に注意点を3つご紹介します。

【出品者】横取りした購入者を「無視」するのはNG

もっともしてはいけない対応は、横取りされたからといって、その購入者を無視すること。キャンセル申請もせず、メッセージも返さず、商品も発送しないままでは通報され、最悪の場合、ペナルティが与えられることもあります。まずはキャンセル申請を行いましょう。

【出品者】横取りで購入した相手に「低評価」は付けない

横取りされた腹いせに、相手に「低評価」を付けるのもNG。

【出品者】横取りで購入した相手に「低評価」はつけない1

相手はあくまでメルカリの規約にのっとって出品された商品を購入しただけなので、取引に関する正当な評価を行いましょう。

【購入者】出品者に「横取りした相手による購入のキャンセル」を強く要望しない

購入予定者は、横取りされたからといって、出品者に「絶対にキャンセルして」などと頼むのはやめましょう。キャンセル申請を行うかどうかは出品者の自由で、それを受け入れるかどうかも横取り購入者の自由です。

もしキャンセルされなくても、タイミングが合わなかった、機会がなかったと思って諦めることをおすすめします。

メルカリでの「横取り」をできる限り未然に防ぐ方法

メルカリの「横取り」をできる限り防ぐ方法をご紹介します。

横取りを「楽しい」「お得」と感じる人も

メルカリで「専用商品」が出されるパターンのひとつとして、その購入予定者が「値下げ交渉をした」ということが挙げられます。

横取りを「楽しい」「お得」と感じる人も1

しかし、値下げはその商品を狙っている他のアカウントにとっても嬉しいこと。もともと値下げ交渉していた人が購入する前に買ってしまえば自分が交渉する必要もなく、規約違反ではないため、「お得」に感じ、横取りをゲーム感覚で楽しむ人もいます

専用出品を「なるべく早く購入する」のが最良のトラブル防止策

専用出品として出された商品はなるべく早く購入しましょう。「〇日までにお金が入るからそれまで待ってほしい」という要望は出品者には通用しても、他の購入者には通用しません。

メルカリの専用出品の「横取り」に関するよくある質問

メルカリの専用出品の「横取り」に関するよくある疑問と答えをご紹介します。

メルカリの「横取り」は規約違反?

横取りは規約違反ではありません。購入者は、他の購入者に目当ての商品を横取りされても基本的に諦めるしかありません。先ほどご紹介したように出品者をフォローして再出品を待つか、他の出品者から類似する商品が出品されていないか確認してみましょう。

自分自身が「横取り」をしたい場合、最低限守るべきマナーは?

目当ての商品がすでに商談に入っていると、思わず横取りしたくなることもあるでしょう。前述したように、横取り自体は規約違反ではありませんが、すでに商談を行っている出品者と購入希望者の気分を害してしまいます。

そのため、できればコメント欄で事前に「自分が購入しても良いか」という旨を出品者に確認して、許可を得てから購入する方が良いでしょう。

また前置きなく購入したい場合でも、最低限自身のプロフィールに「事前交渉なしで購入させていただく場合もありますが、ご承知おきください」のように断りを入れておくことも重要です。そのうえで出品者とのメッセージで、「突然の購入すみません」などフォローを入れておくと、不快感が軽減してスムーズに取引できるようになるでしょう。

まとめ

専用商品を横取りされてしまった場合、メルカリの規約違反ではないにしても、出品者、購入者ともに嫌な気分になるでしょう。購入者の同意が得られればキャンセル申請ができますが、キャンセルを受け入れるかどうかは購入者次第です。仕方がない場合には諦めて取引を最後まで進めましょう。また、横取りされないよう、購入予定者と連携して値下げから購入までに時間を空けないなどの対策を行うことも大切です。

オトナライフ編集部
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