PayPayでのお賽銭集め、実は規約違反!? QRコード決済について解説する住職の方の指摘ツイートが話題

QRコード決済などの普及により、ここ数年で様々な場面で見かけるようになったキャッシュレス決済。近頃は「キャッシュレスでお賽銭を納める」といった先進的な寺社のニュースもたびたび見かけることもある。しかしそんなお賽銭のキャッシュレス化、とくに「PayPay」などQRコード決済の導入が「規約違反になる場合もある」というツイートが現在注目を集めている。

今回は、お賽銭のキャッシュレス化が難しい理由などについてお伝えしていきたい。

QRコード決済でのお賽銭が規約違反になるという指摘ツイートが話題に

こうじりゅうじ|寺院ITアドバイザーはじめましたさんのツイート(画像はTwitterの投稿画像から引用)

話題のツイートを投稿したのは、元メカエンジニアという経歴を持つお寺の副住職・こうじりゅうじ|寺院ITアドバイザーはじめました(@KOJIRYUJI1)さん。こうじりゅうじさんは1月2日、「お賽銭のQRコード決済、事業者側の規約上で無理なんです」と語り、その理由を「個人間送金はOKですが、企業個人間のサービス提供なしのいわゆる寄付行為は規約で認められていません」「PayPayでお賽銭集めている寺社があればそれはPayPay規約違反です」と解説した。

合わせて「クレジットカード決済は規約上可能ですが、小規模寺院にとっては端末やアプリケーションの導入負担のほうが大きいのが現状です」とも述べ、キャッシュレス化の難しさを伝えている。

実は過去にも、QRコード決済大手・PayPayのPayPay公式サポート(@PayPaysupport)が「『個人送金用QRコード』をWebサイトやSNSで公開し、募金や投げ銭を求める行為は問題があるのでしょうか?」という質問に対し、「規約に違反する行為となります」とリプライで回答している。同リプライでは「PayPayライト規約内『本来の目的とは異なる目的で利用する行為』に該当」すると説明しており、「該当行為については、慎重に事実確認を行い対処いたします」とも伝えられている。

慎重に事実確認を行うということは「違反、即、処罰」とはならないようだが、該当者に規約違反であることをアナウンスし注意喚起などを実施しながら取り止めるよう促すのだろうか。近年ではSNS等ですぐに拡散されるため、「こっそりやれば大丈夫」なんてことも無さそうだ。

「お賽銭利用NG」規約から消えてわかりづらくなった?

お参りにお賽銭は付き物だ

こうじりゅうじさんのツイートは1,500件以上(2022年1月5日時点)もリツイートされ、話題となっている。「知らなかった」「お賽銭の決済事情の勉強になった」「昨年くらいから『御賽銭もキャッシュレスに…』みたいな話題を見かけるようになったけど、実現は難しいんだね」といった反応が多く寄せられた。一方で「やっているとこなかったっけ」「近くの超有名神社でQRコードを見たような…」と、既に取り入れている寺社に覚えのある人も少なくなかった。

他にも「対価なし送金はマネーロンダリングに使えちゃうから禁止されるのは当然」「キャッシュレス化は必須だけど、お賽銭の一部を資金移動事業主がピンはねするというのもなんだかなーという印象」など、様々な意見も見られた。

こうじりゅうじさんが一連のツイートを行うきっかけとなったのが、「SNS見ていたら今年、PayPay賽銭始めている寺社さんが多く、まさか規約OKになったのか」と思って規約を調べてみたのだという。「規約読んだら、以前はあったはずの寄付行為の禁止事項がない」「最近加盟店登録した寺社さんは規約読んでも寄付やお賽銭に使ったらダメと書かれていないので、お賽銭に使っても仕方ないですよね。問い合わせないと禁止と分からないのはどうなのだろう」と、PayPayの規約に対する疑問も投げかけている。

PayPayが規約を変更した理由は定かではないが、もし加盟店獲得目的であいまいな書き方にしていたとすれば笑い話で済むことでもなくなりそうだ。「QRコード決済のお賽銭」というグレーゾーンが今後どのように変わっていくか。注目していきたい。

引用元:お賽銭のQRコード決済、事業者側の規約上で無理なんです。企業個人間のサービス提供なしのいわゆる寄付行為は規約で認められてません【こうじりゅうじ|寺院ITアドバイザーはじめました(@KOJIRYUJI1)さん】

※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)

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