iPhoneには毎日たくさんの通知が届く。これがスマホの便利な機能だが、あまりに多すぎるとウザいと感じるだろう。そんなときは、iOS 15で追加された新機能「通知要約」を利用してみよう。これなら、仕事に集中したいときだけ、不意な通知をシャットアウトして、あとでまとめて確認することができるのだ。iOS 15にアップデートすれば、新しい通知機能を使って大量に届く通知の煩わしさから解放されるぞ！
iOS 15の通知機能を使えばウザい通知を抑制できる！
仕事に集中したいのに、iPhoneにどうでもいい通知が大量に届いてうんざりしている人も多いのではないだろうか？
かといって、機内モードにしたり電源をオフにしてしまうと、重要な通知も届かなくなってしまう。そんなときは、iOS 15で追加された新機能「通知要約」を利用してみよう。
これは、指定した時間帯には通知をオフにし、あとからまとめて通知内容を確認できるというもの。しかも、完全に通知を遮断するわけではないので、重要な連絡はちゃんと届くのである。
そこで今回は、iOS 15にアップデートすると利用できる「通知要約」をはじめ、iOS 15の新しい通知機能をいくつか紹介しよう。これで、毎日大量に届くウザい通知から解放されるかも!?
なお、今回の検証にはiOS 14.8.1搭載したiPhone 11とiOS 15.2.1を搭載したiPhone XおよびiPhone 11を使用した。
（Image:Cristian Dina / Shutterstock.com） 仕事中に大量の通知が届くのはかなりうウザい。iPhoneをiOS 15にアップデートすれば新しい通知機能で解決できる!?
iOS 15は誰からの通知か分かりやいデザインに！
iOS 15にアップデートすると、iOS 14のときとは通知のデザインも少し変わっているのに気が付くだろう。iOS 15では余白がなくなりスリムなデザインになっているのだ。
また、LINEやSMSなどのコミュニケーションアプリなら、メッセージを送信したユーザーのアイコンも通知とともに表示されるようになっている。
これによって、誰からのメッセージなのか一目で分かるため、どうでもいい通知は無視しやすくなった。
iOS 14（左写真）とiOS 15（右写真）の通知センターの比較。アプリアイコンの位置や大きさが変わり、相手が設定しているプロフィールアイコンなども表示される
重要ではない通知を一時的にオフにする方法
そもそもiOS 14では、通知センターをスワイプして表示される「管理」をタップすることで、「目立たない形で配信」「オフにする」で通知を非表示にすることができた。
それがiOS 15では、スワイプすると「管理」ではなく「オプション」が表示されるようになっている。
これをタップすると「1時間通知を停止」「今日は通知を停止」など、iOS 14より細かい停止指定が可能なので、不要な通知だけを一時的にオフにすることができるのだ。
iOS 14では通知センターを左にスワイプし「管理」メニューから、「目立たない形で配信」「オフにする」のどちらかを選択するしかなかった
iOS 15は、オプションをタップすると（左写真）、「1時間通知を停止」「今日は通知を停止」「オフにする」などの多彩なメニューが表示され、より細かく通知を制御できる
「通知要約」で指定時間にまとめて通知を確認する
iOS 15では、通知を確認するタイミングを自分で指定できる「通知要約」が利用できるようになった。
これにより、重要な通知のみ受け取り、不要な通知はあとでまとめて確認できるのが便利だ。
通知要約を利用するには、「設定」から「通知」を選択。「時刻指定要約」から設定操作を行えばいい。要約の対象にするアプリや通知を表示する時間を指定すれば簡単に設定できるぞ。
iPhoneの設定を開き、「一般」→「通知」を選択（左写真）。次に「時刻指定要約」をオンにする（右写真）
通知したいアプリを選択したら、画面下の「Appを追加」を選択（左写真）。要約のスケジュールの設定画面が表示される（右写真）
「○回目の要約」の時刻の部分をタップすると、通知の要約が届く時間を設定できる（左写真）。要約は減らすことも増やすことも可能だ。設定が終わったら「通知の要約をオンにする」をタップしよう
いかがだろうか？ iPhoneでiOS 15にアップデートすれば、さまざな新しい通知機能を利用できる。
とくに、通知の頻度を減らしながらも、重要な通知は見逃さずチェックできる「通知要約」は非常に便利な機能なので、これまで大量の通知に悩まされていた人は、是非試してみてほしい。