「ふるさと納税」返礼品カテゴリランキング、1位は肉、2位魚介・海産物、意外な3位は、生活トレンドの変化が影響か

地方自治体を支援するために2008年度から開始されたふるさと納税。自治体に寄付することで所得税の還付や住民税の控除が受けられる。しかしふるさと納税の一番の目玉は、やはり返礼品だろう。A5ランクの黒毛和牛、身がぎっしり詰まったカニ、糖度の高いフルーツなど、魅力的な返礼品が多く、利用者は年々増加している。特にコロナ禍で巣ごもり需要が増えた近年はさらに伸びている。ではこのコロナ禍でみんなはいったい何を返礼品として欲しがっているのだろうか?

1位と2位はみんな大好き肉と魚介。しかし3位は最近伸びているアレだった!?

お米など日持ちのする食品を選ぶ人も(ふるさと納税ガイド調べ)

主要12サイトを横断比較できる「ふるさと納税ガイド」が返礼品をカテゴリ別に集計し、ランキングを発表。このランキングは2021年12月1日~12月31日の間に集計され、信頼性の高いサンプルのみを15万件以上抽出して作成された。

ふるさと納税の返礼品で最も選ばれたのは、やっぱり「肉」。21.22%と断トツの人気。普段はめったに食べられない高級なブランド肉をお得に食べたいという人が多いようだ。

第2位に続くのは「魚介・海産物」。「肉」と同様にふるさと納税の返礼品としては定番のカテゴリだ。コロナ禍で旅行や帰省がしづらい昨今では、現地でおいしい海の幸を味わうことが難しくなってしまった。しかし返礼品という形で地方の海鮮を楽しめるのは、コロナ禍におけるふるさと納税のメリットの一つだろう。

第1位の肉、第2位の魚介・海産物は順当といったところだが、興味深いのはフルーツやお菓子を抑え、第3位に「雑貨・日用品」が新たにランクインしたことだ。ご存じのとおり、コロナ禍で外出する機会が減り、日常生活で使う消耗品やレジャーグッズの需要が増えた。そしてそれはふるさと納税の返礼品も例外ではなく、魚介・海産物に並ぶほどである。人々の生活を楽にしたいという気持ちは、このコロナ禍でより強まったようだ。

コロナ禍で価値観も変化!?コロナ禍で変化した生活トレンド

最後に旅行に行ったのはいつだったか…(ふるさと納税ガイド調べ)

ふるさと納税ガイドは2019年から人気カテゴリのランキングを発表しており、過去3年を比較するとコロナ前後の需要の変化が見られた。コロナ前の2019年には「旅行券・ギフト券」がベスト5にランクインしていたが、コロナ禍に入り旅行や外出が制限されてからは、旅行券を欲しいと思う人は減少し上位から転落してしまったという。

反対にコロナ禍に入ってからは、「惣菜・加工食品」や「雑貨・日用品」が増えてきた、とも伝えている。外出制限により家での時間が増えたことで、毎日の生活を楽しめるものや便利にするものの需要が増えた。実際にふるさと納税関連のサイトを調べてみても、アウトドア用品専門店のスノーピークやビーズソファで有名なヨギボー、家電でおなじみの象印など、返礼品でなくとも買いたいと思うものがラインナップに入っている。それを納税のついでに受け取れるとなれば、人気が出ないわけがない。

ふるさと納税の返礼品といえば、普段は買わないものを貰うことで日常に贅沢な瞬間をもたらすというイメージが強かったが、現在ではそうとも限らないようだ。コロナ禍では、短期的な贅沢よりも長期的な便利さを望む人が増えてきているので、雑貨・日用品は今後さらに伸びるかもしれない。

ふるさと納税でもらえる返礼品の種類はさらに増え、より豪華なものもラインナップされるだろう。その中で自分が本当にほしいものを見つけて、このコロナ禍での生活を楽しめるように、ふるさと納税をうまく活用してほしい。

出典元:【2021年速報】ふるさと納税で「実際に選ばれた」返礼品カテゴリ人気ランキング【ふるさと納税ガイド

※サムネイル画像(Image:furu-sato.com)

オトナライフ編集部
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