Z世代のほぼ9割が「ながら勉強」しているという調査結果、スマホやiPadを使った学習法は効果大?

「スマホを見ながら勉強して頭に入るのか?」そう注意したくなる人は、もう考えが古いのかもしれない。デジタルネイティブであるZ世代のほぼ100%がスマホを使って勉強していることが調査で分かった。検索機能を使った調べ物のほか、YouTubeやスタディサプリなど学習コンテンツの閲覧アプリの利用、また友人と「作業通話」をしながら勉強を教えあうというのも今どきのスマホ学習法のようだ。

9割が「ながら勉強」しているZ世代

スマホはもはや学習に欠かせないツールのようだ(「Coeto株式会社」調べ)

音声SNSアプリ「Wacha(ワチャ)」を運営するCoeto株式会社が「Z世代の勉強方法」に関する調査を行なった。Z世代とは2008年生まれの14歳から1996年生まれの26歳までを指す世代のことだ。アンケートでは、物心ついたときからデジタルデバイスに囲まれて育ったZ世代の、親世代とは様変わりした学習環境が明らかになった。

(「Coeto株式会社」調べ)

まず「勉強中にスマホを活用しますか?」という質問に対しては、Z世代の98.7%が「はい」と回答。利用方法としては「SNS・動画配信サービス」の32.6%と「検索エンジン・辞書/翻訳ツール」の25.7%が合わせて半数以上を占めた。また「ながら勉強をしていますか?」の質問には87.0%が「はい」と答え、テレビやラジオ、YouTubeや音楽を聴きながら、またはSNSや通話アプリで友人と繋がりながら勉強をしていると回答していた。

(「Coeto株式会社」調べ)

スマホを使った勉強はもはや“主流

集まるのが難しいコロナ禍で「作業通話」しての勉強はより浸透したのかも

世代が違えば、勉強法も違う。ほぼ100%が勉強にスマホを使い、9割が「ながら勉強」をしているというのは少し上の世代には驚きの結果だったかもしれない。思わず「そんなの勉強になるの?」と口を出したくなる人もいるだろうが、そんな親世代もかつてはテレビのある居間で、音楽やラジオの流れる自室で勉強をしていた経験があるだろう。気分を乗せて勉強しようとしている時に、家族から水を差されたときのうっとうしさをぜひ思い出してみてほしい。

今やスマホを使って勉強することは主流であり、それを否定することは時代遅れだとも言えそうだ。動画や電子書籍をはじめとした学習コンテンツが手軽に閲覧できたり、すぐに調べ物ができたり、スマホのある学習環境には親世代になかった便利さがある。またBGMとしての音楽や動画の再生、家でも友達と励ましあって勉強できる楽しさなど、プラス面も多くポジティブに見るべきだろう。

自分もやってみれば、意外と性に合っていて勉強がはかどった……なんてことだってあるだろう。物は試し。頭ごなしに否定するのではなく一度自分でも経験してみることで、聞いただけではわからなかったスマホでの勉強のメリットを実感するかもしれない。

出典元:Wachaは→こちら

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